青梅丘陵(2022年2月24日(木))

6年ぶりに青梅丘陵ハイキングコースを歩いてきました。

  JR青梅線は、青梅から先の便があまりよくありません。軍畑(いくさばた)駅を出発したのは8時30分。暫く都道193号(成木街道、下畑軍畑線)を歩きます。ここは奥に採石場があるらしく、大型ダンプカーがたくさん疾走してくるので、少し怖い。高水三山への分岐〜さらに榎峠ままで歩きます。榎峠までは25分ほどかかります。ここがハイキングコース入り口です。

 ここからは階段を含めたいきなりの急登になります。そして、コース最高峰494 mの雷電山です。このあたりにはほんの少し雪が残っていました。このあとも少し雪が残っているところが出てきますが、アイゼンを装着するほどのものではありません。下に採石場が見えます。

 以後暫く結構きついアップダウンが繰り返されます。木々の間の道なので展望はありません。ただ、道標がしっかりしていて、青梅駅まであと何kmかがわかるので、その数値が減ることを楽しみに歩きます。樹間から大岳山などが垣間見られる所もあります。この直後に、辛垣(からかい)城跡登り口(急坂)という案内板。巻き道もあります。登っても何もないのですが、取りあえず登ります。

 辛垣山(568.6 m)を少し行くと辛垣城趾ですが、案内板があるだけで何もありません。ここからの急坂を下りると、巻き道と合流します。すぐに名郷峠(長尾峠)で、二俣尾に降りられます。ハイキングコースは暫くまだ急登急降下がある道です。東電の高圧線鉄塔、JR古里(こり)線の標があるあたりで、奥多摩の山々がよく見えるポイントがありました。写真撮影タイム。

 さらに少し行くと、今度は関東平野が見えるところもありました。筑波山がかすんで見えます。このハイキングコースは4月3日(日)のトレイルランのコース(青梅高水山往復30km)になるらしく、その案内が出てくるようになります。

 石神駅に出る分岐もあります。そして日向和田への分岐を過ぎると、道は軽四駆なら走れそうな散歩道となります。暫く行って右(南側)の高台が矢倉休憩所。11時40分ころになっていたので、展望がいいこの休憩所で昼食とします。目の前に大岳山と馬頭刈尾根が見えます。

 休憩所から少し坂を下りてハイキングコースと合流。暫く行くとこのコース唯一のトイレ(仮設トイレ)があります。あと、道から外れて第四、第三、第二とハイキングコースの左側(北側)に休憩所があります。展望はありませんが、静かに休むことができそうです。第三と第二の間に何かわからない塔がありました。

 叢雨橋を渡った先に「枝間の富士」という案内があったので、、のぞいてみたら確かに富士山の頭が見えました。最後の第一休憩所は展望がいい。この日はかすかに東京スカイツリーも見えました。ほかにも、筑波山も。あと近場の塩船観音寺の巨大観音像も。休憩所を降りた少し行ったところから富士山がよく見える場所もあります。

 さらに金毘羅神社の社もあり、鳥居の先の階段を降りても青梅駅近くに出られそうです。また、この先に永山公園(トイレ)という案内板もあり、ここから永山公園経由で青梅駅に出られそうです。この日はJR.の青梅鉄道公園(100円)に入ってみました。13時20分ころでした。休憩を入れて、ここまで約5時間です。もちろん建物内にきれいなトイレもあります。公園内にはいくつかの蒸気機関車、そして電気機関車、客車、さらに初代新幹線も展示されています。

 鉄道公園を出てから、公園内を降りる階段で永山公園のテニスコート脇に出ます。あとは車道歩きで青梅駅までですが、この日は青梅街道沿いの昭和のレトロ感をわざと醸し出した街並みを見学します。ただ、レトロ感というより、寂れ感が漂い、少し哀れ感すらある街並みです。昭和レトロ館は金・土・日・祝日のみの営業、隣の赤塚不二夫会館は1年前に閉館していました。当初の予定では、ハイキング途中での食事は我慢して、青梅駅近くのおそば屋さんかラーメン屋さんに入ろうと思っていましたが、それらしきお店が見当たりません。上で食べてよかった。

 青梅駅には14時ころに到着。駅の地下通路にも昭和風レトロな映画の看板があります。ただ、これらの看板を描いた久保板看さんは2018年に亡くなった(享年77)そうなので、看板自体が風化していきそうです。14時8分の電車で帰りました。 

 

oumekyuryo20220224.jpg (184962 バイト) 左の写真をクリックすると、この日のアルバムをご覧いただけます。 kyuryohiking.jpg (439712 バイト) 左の写真をクリックすると、青梅丘陵ハイキングコースと、加治丘陵ハイキングコース、霞丘陵・塩船観音寺ハイキングコース、長沼公園・平山城址公園ハイキングコースの位置関係がわかります。
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2022年2月記

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