2019年11月1日、奥多摩の大岳山に行って、この間の大雨後の登山道の状態を確認してきました。
7時前に自宅を出発。立川からのJR線青梅線青梅行きは中央線の直通でかなり混んでいました。青梅で奥多摩行きに乗り換え、御嶽駅には8時20分に到着。ケーブル下行きのバスは8時30分(284円)です。ケーブル下バス停からケーブルカーの駅(滝本)までの登りがきつい。おまけに、8時42分発のケーブルカーは出てしまったばかりでした。次は9時発です。ケーブルカーは片道600年、往復で1130円です。でも先頭に並んだので一番後ろの席を確保できました。
頂上駅前の広場から東京の都心方面が見られますが、この日は霞んでいてほとんどわかりませんでした。身支度を調えて9時20分ころに出発です。初めは水平の道ですが、宿坊・お土産屋さん街に近づくと傾斜がきつくなってきます。ここもつらい。途中のビジターセンターで、奥の院への道が通行可能か確認したらOKということなので、奥の院経由で大岳山を目指すことにしました。
御嶽神社へ続く階段の途中から、大岳山への登山道が分岐します。しばらくはだらだら下る道が続き、長尾平とロックガーデンの分岐出ます。長尾平へは問題ありませんが、ロックガーデンは冠水したということで、全面通行止めになっています。
ここからしばらく大岳山登山道を行くと、天狗の腰掛け杉のところに奥の院の分岐があります。奥の院への道はかなりの急登になります。最後の方にはクサリ場もあります(とくに危なくはありません)。奥の院から鍋割山に向かう巻き道と、また小さな奥の院の社の両側にさらに上に続く道があります。左側の道を使って登りました。ここも急登です。右側の道の方が少し緩いかもしれません。
奥の院の頂上(1077m)には小さな石の祠と「青梅市二等基準点」があります。男の人一人が休んでいました。ここから鍋割山を目指します。最初は急降下です。女性二人を追い越しました。でも、道はすぐに緩やかになり、鍋割山へ。途中で外人さん(男性一人)に抜かれました。頂上(1084nm)は道標があるだけで展望はありません。鍋割山からだらだら降りると、芥場峠からのメインルートと合流します。ここからもそれほどきつい登りはありません。ただ、クサリ場があり「滑落注意」の看板がしつこく出ます。過去に転落事故が起きたのだと思います。
大岳山荘は営業を止めて久しいようです。建物もかなり傷んできました。隣にあった宗教施設(?)は荒廃しています。また展望のよかったコンクリートのテラスも立ち入り禁止になっています。でも、その手前のトイレは使用可能です。ここにはオオイヌ(オオカミ)の狛犬がある大岳神社もあります。きちんと拝殿・社殿もある立派な神社です。ここからは岩場の急登です。ただ短いので我慢して登ります。頂上(1266.4m)には11時45分ころに到着です。すでに大勢の登山者が休んでいました。この日は素晴らしい展望です。南から西の山々、丹沢、富士山、三つ峠から大菩薩、三頭山、御前山などがよく見えます。ただ、雲取山方面や秩父方面、また都心方面は木々に遮られて見えません。
ここでコンビニのおにぎりと味噌汁のお昼ご飯。景色を見ながら食べるのはおいしい。少し名残惜しいですが、12時15分ころ下山開始。
途中までは上ってきたルート、鍋割山への分岐からは芥場峠経由(メインの登山道)を下ります。芥場峠下からロックガーデン入り口(綾広の滝)までの登山道が、歩行には問題ありませんが大雨でかなり荒れています。ロックガーデン入り口の四阿は、中にまで土砂が入り込んでいました。
ここを過ぎればもう荒れたところはなく、いつもの登山道になります。途中立派な水洗バイオトイレもありました。14時15分のケーブカーに滑り込みセーフ。ものすごく混んでいました。ケーブル下のバスは14時38分、大勢の乗客が滝本駅のお土産コーナーに引っかかっているうちにバス停に向かいます。作戦通り、前から4番目になりました。その後、予想通り続々と並び始めました。そのとき列の後ろの方で、「きゃぁ〜!これってヘビ!?」という嬌声が上がります。思わずカメラを持って近寄ったら、靴のサイズよりもかなり大きな巨大ミミズでした。
御嶽駅に着いたら恒例、玉川屋での打ちあげです。混雑を覚悟でいったらお客が誰もいませんでした。蕎麦ビールと冷酒、蕎麦と天ぷらを楽しんでいる間にそれでも二組のお客が入ってきました。でも、電車が15時45分の次が16時27分なので、少し急いで打ちあげ終了。青梅線の青梅−奥多摩間は「東京アドベンチャーライン」という愛称になったようです。たしかに奥多摩−立川の直通は少なく(平日の昼はない)、独立した路線のようです。
帰りに見た京王線飛田給駅は、この日の18時からラグビー・ワールドカップ3位決定戦ニュージーランドvsウェールズ戦でしたが、17時20分ころ通過したときにはすでに落ち着いていました。
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上の地図をクリックすると、この日の行程をgoogle mapでご覧いただけます。赤が歩程、緑がケーブルカー、紺がバスです。 |
上の画像をクリックすると、この日の歩程をgoogle earthでご覧いただけます。赤色の歩程上で右クリックすると出てくるメニューの中の「高度プロフィル」を選択すると、下のような断面図が得られます。 |
2019年11月記