2003年5月6日(火)、扇山に行ってきました。JR中央本線高尾発6時15分の松本行き普通電車に乗りました。列車に乗るのは久しぶりです。列車に乗るのはなんだか楽しい。とはいっても、鳥沢駅(高尾から480円)は近い。6時40分ころには着いてしまいました。本当はこのあたりから見ると、扇の形をしている山です。この日ははまったく見えません。7時前から歩き始めます。
扇山は駅から歩き始めることができ、駅にたどり着けるのですが、その分車道・林道歩きが長いのが欠点です。登りも大月カントリークラブを巻くようにほぼ車道歩きが続きます。ようやく梨の木平の分岐に着いたのが8時近く。ここは立派な休憩所・トイレもあるし、宿泊もできるようです。
ここから本格的な登りです。駅から頂上まで標高差800m以上あります。新緑と可愛い花に慰められながら登るしかありません。帽子を忘れてきたのですが、ほとんど森の中なので問題ありませんでした。大久保のコル(百蔵山からの道が合流する)に着いたのは、9時15分。ここから扇山の頂上はもう一息で、9時半前に着きました。
頂上からは富士山の展望が素晴らしいはずなのですが、この日は霞んでいてまったく見ません。誰もいない広い頂上を独り占めにして、おにぎりを食べたり、お茶を飲んだり、記念写真を撮ったりしてのんびり過ごします。昼寝の用意もしてきたのですが、展望が改善しそうにないので昼寝はしないで、10時ころ降り始めました。
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以前、入笠山山頂で昼寝をしていたら、こどもに「あ、人が死んでいる!」と
# いわれて、身動きが取れなくなったことがあります(^^ゞ
下山は四方津(しおつ)を目指します。いろいろなルートがあるのですが、メインらしい犬目(旧甲州街道の宿場だった)に降りました。途中で、この日唯一の登山者に出会いました。11時ころ旧甲州街道の犬目に出ます。ここからがつらい。長い車道歩きになります。
途中、談合坂インター付近(写真は東京方面を見る)で中央高速道路を横切ります。ここは、下り4車線、上り3車線になっていて、中央高速では一番広いところです。大野貯水池で少し休みます。桜の名所なのですが、もちろんすでにすっかり終わっていてまったく咲いていません。ここからもまだ長い。
ようやく四方津駅(高尾まで400円)に着いたのは12時過ぎ。1時間以上の車道歩きでした。合計で5時間程度の道のりでした。12時15分の高尾行きに飛び乗り、きょうの山行を終わりました。
この扇山は25年ぶりくらいです。当時は若かったので、百蔵山からの縦走でした。それでも帰りの車道歩きには辟易とした記憶があります。途中からバスもあるのですが、1日4便、でも悔しいことに、きょうは帰りにそのバスに抜かれてしまいました。前に来たときは頂上から富士山がよく見えた記憶がありますが、そのかわり下の中央高速の音がうるさかった。今日は、展望がないかわりに高速を通る車の音は気になりませんでした。だいたい昔は頂上から中央高速がよく見えましたが、今日は木に遮られて見えませんでした。木々が生長したのかな。でも、JR中央本線の音はよく聞こえました。列車の音は風情があっていいですね。と、勝手な感想。
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2003年5月記
梨の木平の案内板(264KB) | スミレかな。 | これはなんだろう。 | 大久保のコル。 | 本当は看板のように富士山が見えるはず。 |
広い頂上。 | これも何だろう。 | 新緑の山道。 | ツツジかな。 | 大野貯水池から扇山。 |