2013年1月11日、上野原の能岳〜八重山に行ってきました。
少し風邪気味だったので、日だまりハイキングをもくろみ、上野原の能岳〜八重山を歩いてきました。カメラを更新したのでそのテストも兼ねています。
JR中央線高尾駅6時42分発松本行きの普通列車に乗ります。この列車は高尾が始発ではありませんが、着いたときの車内は空いていました。それでも、出発まで数分待っている間にだんだん乗客が増えてきます。列車は6時59分に上野原駅に着きました。6時55分発の新井行きのバスは当然出てしまっていて、次の7時5分発のバスは途中の本町3丁目止まりなので、その次の7時21分発の新井行きのバスを待つことにします。バスはICカードが使えます。駅には八重山ハイキングコースのパンフレットが2種類置いてありました。上野原市はこのハイキングコースに力を入れているようです。
バスは桂川の段丘崖を登って段丘面に、そして中央高速IC、さらに中央高速を越えると上野原市街に入ります。国道20号(甲州街道)で左折、少し行って国道と別れて鶴峠方面の道に入ったところが本町3丁目、新井まではまだバスで5分程度あります。新井が終点のはずですが、乗ったままの乗客が数名?
ハイカーは自分だけのようです。7時35分出発。新井から歩いて行くと、まず虎丸山ハイキングコースの分岐があります。途中左側に富士山が見えるところが何カ所かあります。さらに歩いた向風(むかぜ)までバス亭はあるのですが、1日に1便だけのようです。向風のバス亭から少し歩いて橋を渡ると、右にハイキングコースが分岐するので、ここからハイキングコースに入ります。
ハイキングコースに入って気温を測ったら、-3.1℃でした。もう花粉をつけているスギの人工林の中を登ります。最初は急ですが、尾根を超えるころには少し楽になります。まず、北北西〜南南東に伸びる尾根の西側を登り、尾根を超えて東側の斜面を登るという感じになります。道標はとてもしっかりしているので迷う心配はありません。能岳近くになって尾根に出ると、東側はゴルフ場でした。尾根道に虎丸山からの道が合流するところから、能岳への急登が始まります。急登といっても長くはないので、すぐに能岳(542.7m)の頂上に立つことができます。9時近くになっていました。能岳頂上は木々に囲まれているので展望はあまりありません。ここはそのまま通過します。
頂上からも急降下、降りたところにも虎丸山からの道が来ていました。そこは能岳峠(向風峠)という場所らしく、道祖神も置いてありました。八重山(530.7m)は9時15分ころ到着。簡単な東屋やベンチもあります。ここで、大休止。展望を愉しみながら、カップラーメンのおやつも食べます。30分ほどここに留まりました。
八重山を降りるあたりの道から上野原市が整備に力を入れた感じで、いろいろな案内板や、「八重山」という名の由来の石碑などが出てきます。さらに少し行くとウッドデッキの展望台に出ます。上野原市が自慢するだけあって、素晴らしい展望です。
展望台から下り始めると、分岐がたくさん出てきます。現在地を示した案内板があるので、適当に下ればいいでしょう。11時10分ころ、隣の上野原中学校の生徒たちが清掃しているというトイレもある駐車場に出ました。ここから道なりに降りていけば、大堀のバス亭、さらに歩けばバス便も増える本町3丁目バス亭です。この日は、さらに根本山も目指すことにしました。
少し車道を下ると左に根本山の表示があります。そこを少し登るとお墓に出ます。しつこいくらいにたくさんある根本山の表示に従って歩くと、お墓を左回りに巻くように登り、秋葉神社下の東屋に出ます。ここも展望がありますが、秋葉神社(秋葉山、391m)に登った方がもっといいでしょう。三角点もある秋葉神社には電波塔も立っています。登ってきた方向をそのまま行くと階段があります。たぶんこれを下りても大丈夫だろうとは思いましたが、一応元の東屋へ戻りました。
いったん東屋に降り、根本山を目指します。少し行くと、秋葉神社から降りてくる階段と合流します。やはりあのまま階段を下りてもよかったようです。このあたりから道標はあまり親切ではなくなります。基本的に、小型四駆なら通れそうな道を道なり行けばいいようです。でもきまぐれに右の小道のそれると、かつての東屋跡に出たりします。
上野原市水道タンクをの脇を通って少し行くと、右に展望台の道標。少し崩れたような所を登って尾根から展望台に出ます。でも、木々の間からしか展望がありません。下の日大明誠高校はよく見えます。ここからはブルーテープやレッドテープのある踏み跡もありますが、元の太い道の戻って進むようです。展望台に出てもたいしたことはないので、元の太い道をまっすぐ来てもいいでしょう。
12時10分、東屋や石碑、さらには日の丸掲揚用のポールも立っている根本山頂上(322m)に着きました。少し休憩し展望を愉しみます。あまり展望のなかった展望台から根本山を下りるまで、ずっと日大明誠高校のまわりを歩く感じです。根本山を降り、少し行くと国道20号に出ます。右に行くと近くに日大明誠高校入り口のバス亭がありました。5、6分待つと12時42分のバスが来そうなので待つことにしました。歩いて上野原の駅まで行っても20分くらいでしょう。
上野原からの電車は12時55分高尾行きになりました。上野原ではまだ空いていましたが、藤野、相模湖とだんだん混んできました。終点の高尾駅で恒例の北口玉川亭で打ち上げをしようと思っていたのに、玉川停がお休みでした。そこで、南口の「たまの里」という多摩地区のチェーン店で打ち上げをしてから帰りました。
一日中晴天、風もなく、少し急登、急降下もありましたが、それでもお手軽に素晴らしい展望を楽しめるハイキングコース(休憩を含めて歩いた時間は5時間くらい)でした。
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松本行きの列車が入ってきました。 | ボックスシートでした。 | 上野原駅で日の出を迎えます。相模湖の水面から湯気が上がっています。 | 新井です。右の道に入ります。 | この橋を渡った右にハイキングコースの入り口があります。 |
気温は-3.1℃。 | いったん尾根を乗り越えます。 | ロープが張られています。斜面が崩れていました。 | 虎丸山からの道と合流すると、能岳への急登が始まります。道標の拡大はこちら。 | 三角点がある能岳頂上(542.7m)。 |
能岳直下、能岳峠の道祖神。 | 八重山山頂(530.7m)。 | 富士山を拡大しました。下にびゅう桂台の住宅地が見えます。さらに拡大した富士山はこちら。 | 三つ峠です。拡大はこちら。 | 扇山(左)、不老山(中)、権現山(右)。 |
丹沢の山々 | 手前は倉岳山〜九鬼山、後ろの右が三つ峠。 | 富士山を見ながら歩きます。 | 鐘のモニュメントと展望台です。 | 展望台から見る檜洞丸と大室山。 |
富士山の左は道志山塊、右は倉岳山、高畑山、九鬼山。 | 陣馬山から明王峠。 | 八重山から降りてくる人たちが見えます。 | このような案内板がたくさんあります。 | 暖房便座付きトイレもある、八重山ハイキングコースの駐車場。 |
駐車場から見る上野原中学校と富士山。 | 根本山(上野原遊歩道)に入ります。 | 秋葉神社(秋葉山)の鳥居です。 | 秋葉神社です。 | 秋葉神社から見る上野原の市街地と富士山。 |
鳥居と東屋。 | 上野原市の水道タンク。 | 広い道から別れ、この尾根を登ると展望台。 | 展望台からの展望です。下は日大明誠高校。 | 根本山(322m)です。東屋の間に富士山が見えます。 |
根本山から見る富士山と上野原市街。 | 上野原駅、右が上りホーム、左が下りホーム用の改札です。ホームは中でつながっています。 | 高尾行き普通列車が入線します。 | 高尾駅南口の「たまの里」です。 | 打ち上げは、ざるとろろ定食(900円)、しらすおろし(330円)、浦霞(710円)でした。 |
赤が歩いた道、青がバス道。google mapに加筆。 | |
歩いた道。google mapに加筆。 | 歩いた道の標高。高低差300m程度です。 |
2013年1月記