三頭山・大沢山と三頭山荘

 2025年7月27日に三頭山・大沢山に登ったあと、三頭山荘で1泊くしてから帰りました。

1日目 :7月27日(水)
2日目 :7月28日(木)

1日目:7月27日(水)

 檜原都民の森の駐車場が開くのが7時なので、その辺を目指して5時過ぎに出発。カーナビは上野原IC経由を示しますが、八王子ICで降り新滝山街道へ。これができて奥多摩が近くなりました。さらに五日市街道〜檜原街道を走り駐車場へ。6時40分くらい、1番乗り。駐車場が開くのを待っている間に、朝食を済ませます。

 開門と同時に入場。身支度を調えて出発です。入り口の案内板にある三頭山周遊コースを逆回りします。森林館から鞘口峠へ、途中の東屋も峠のデッキも老朽化して使えません。峠からはブナの道を登山道に別れます。頂上までブナの道が推奨されているので、それに従った回廊の道(ブナの道)に入ります。

 さらに回廊の路からブナの路連絡路、また登山道との分岐もブナの路伝いに登ると見晴らし小屋へ。ここも老朽化していて一部が使えなくなっています。少し降りると登山道と合流、そのままブナの道を使います。東峰へは少し急登、ブナの路の続きは頂上を巻くかたちになります。

 1527.5 mの東峰は展望デッキがあり、晴れていれば大岳山・御前山、さらには都心方面を見られるのですが、この日は雲が広がり展望がありません。少し休んで、すぐ近くの東峰山頂、ここには三角点もあります。そして少し歩くと一番高い中央峰1531 mです。ただ、展望はまったくありません。近くにテーブル・ベンチがあるので、食事にはいいかも。

 少し下りまた急登、西峰(1524.5 mです。ここは立派な石柱もたっています。北側は奥多摩の展望があります。昔は奥多摩湖も見られたのですが、木々が成長して下の方は見られません。流れるガスの合間に雲取山が見えたりします。南西側は富士山、ラッキーなことに雲が流れている合間に全貌が見えました。

 ちょうど西峰にいたころ(09時35分ころ)、登山者の一人の携帯に津波警報が入りました、カムチャツカ大地震(M8.8)発生後約1時間でした。

 展望を楽しんだ後、ムシカリ峠に向かって降ります。長い階段、でも登ってくる人たちもいます。ムシカリ峠の道標には三頭大滝まで30分とありますが、とても無理。沢沿いの足場の悪い道なので、45分〜1時間は見ておいた方がいいです。大滝への路はブナの路の続きになります。

 ムシカリ峠から下りずにそのまま尾根を少し登るとトイレ付きの避難小屋があります。小屋の内部もトイレも手入れが行き届いていました。こちらは深山の路。

 少し登ると大沢山1,482 mです。10時過ぎと少し早いですが、展望のいいここで昼食タイム。のんびり過ごします。

 あとは尾根伝いにそのまま下ると西原(さいばら)峠と三頭大滝の分岐です。左折して大滝へ、ここは石山の路、小さなアップダウンがいくつかあります。尾根道から外れて沢へ降下、それほどの急降下ではありません。小さな沢を徒渉して、沢の左岸沿いに歩いて行くと橋が見え出します。ここで、ムシカリ峠から降りてきた道と合流です。

 橋を渡って沢の左岸沿いに少し歩くと三頭大滝の東屋・トイレ・ベンチがあります。大滝は垂直に近い岩盤を流れ下ります、落差約33 m、滝見用の吊り橋がかかっています。渡ったた先は通行止め。

 ここから森林館まではほぼ水平の木材チップが敷き詰められた道になります。途中シカ除け柵がありました。ここの階へ扉の鍵は磁石、これは便利。

 森林館について靴洗い場で靴を洗います。12時ころに着いたのでここのレストラン(とちの実)で昼食にしても良かった。かき氷がなかったので、バニラアイスを頼んで一休み。その後、森林館の展示室をのぞいてから、駐車場に戻りました。

 まだ、かなり早いので、奥多摩周遊道路の月夜見第2週車場まで行くことにします。駐車場は奥多摩の山々と、小河内ダム・奥多摩湖の展望があります。ここでUターン、檜原村最奥の数馬集落、そこにある三頭山荘が今日の宿泊地。ただ、チェックインが15時からということだったので、山荘の駐車場に車を入れ、歩いて10分もかからないところにある九頭龍の滝を見学します。

 三頭山荘は本館、別館に別れ、別館が宿になっています。15時過ぎにチェックイン、案内された部屋は8畳+広縁・デッキ、洗面所・トイレ付きでした。早速お風呂へ、ちょうと日帰り入浴の人が出るところでした。お風呂は建物内の内湯、そこから階段を上って屋上に露天風呂があります。完全男湯・女湯分離式でした。露天風呂は気持ちがいい。ただ、温泉剤を入れた人工温泉です。近くに数馬の湯という天然温泉もあるので、わざわざここまで日帰り入浴に来る人がいるかという感じです。

 風呂上がりはロビーの自動販売機でビールを購入、部屋でのんびり過ごします。テレビを付けると、どこも津波の特番ばかり。唯一テレ東が粛々と通常番組を流してました。さすが、あの2011年3月11日東北地方太平洋沖地震でも通常番組をながし続けたという伝説のテレビ局です。

 夕食は地下通路を渡って本館へ。なんと、宿泊客は自分一人でした。かつては檜原村最奥、「東京の✕✕✕✕」が売り、実際にそれに惹かれた観光客も多かったこのあたりも、奥多摩周遊道路ができて(さらに無料になって)最奥感がなくなり、また近くに天然温泉もできたので、ちょっと寂れた感じになってきました。

 夕食は山菜22品膳を中心に、しし鍋、イワナ丸焼き、天ぷらなど盛りだくさん。お酒は喜正の大吟醸800円(1合)にしました。じつは大昔、ここで始めて喜正を飲んで美味しいと思い、五日市以外ではほとんど売られていない喜正を、奥多摩に来るとよく蔵元の野崎酒蔵で買うようになったのでした。ただ、今はどこの蔵元も美味しいお酒を造り努力をしているので、とくに喜正が特別に美味しいというわけではなくなっています。

 おかずだけでお腹おっぱい、ご飯は遠慮して味噌汁で閉めました。

 部屋に戻り、携帯電話をモバイルwifiにして(テザリング接続)、ノートパソコンで情報収集。ただ、電波状態が非常に悪い、つながらないときもあります。そんなまどろっこしいこともあって、いつの間にか寝てしまいました。 

時程表:GPS高度991 m〜1,505 m(国土地理院地図991 m〜1,531 m)、距離8.1 km、5時間40分でした。
07:20 都民の森駐車場
07:30 森林館
07:50 鞘口峠
08:40 見晴小屋
09:20 三頭山東峰
09:30 三頭山西峰
10:00 ムシカリ峠
10:15 大沢山着
10:45 大沢山発
11:00 西原峠分岐
12:00 三頭大滝
12:30 森林館着
12:50 森林館発
13:00 都民の森駐車場

 

2日目:7月28日(木)

 朝まず露天風呂に、そして内湯へ。

 7時半からの朝食も大広間です。一人は少し寂しい。食後は部屋で少しのんびり。9時ころチェックアウトしました。基本13.500円+お酒代などその他で合計15,785円でした。

 帰りは数馬の湯から少し下った所にある、龍神の滝見学です。ここも九頭龍の滝と同様、滝壺まで降りられます。さらに檜原街道から少し別れたところの野崎酒蔵で夏季限定酒をゲット。その後は少し寄り道、武蔵五日市駅からつるつる湯への道、つるうるの湯少し手前で梅ヶ谷トンネル経由で青梅側に出ます。日向和田の紅梅苑で和菓子をゲット。

 あとは梅ヶ谷峠を越え、日の出町役場近くを経由して五日市街道、抜け道、新滝山街道と走り、八王子jICから中央道に乗って帰宅したのでした。

cover20250727.jpg (124660 バイト) 左の画像をクリックすると、google photosでこの日のアルバムをご覧いただけます。

 

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上の図をクリックすると、27日の車移動の行程をgoogle mapでご覧いただけます。 上の図をクリックすると、登山経路をgoogle mapでご覧いただけます。 上の図をクリックすると登山経路をgooglle earthでご覧いただけます。

 

2025年8月記

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