武蔵御岳神社奥の院〜鍋割山〜ロックガーデン

2022年6月5日(月)、武蔵御岳神社奥の院〜鍋割山〜ロックガーデンを回ってきました。

 御嶽山ケーブカーの始発は、麓の滝本駅発が7時30分。自宅からだと電車の発に乗っても間に合いません。そこで、車利用。朝の6時前に家を出て中央道に乗り、八王子ICで降ります。圏央道日の出ICや青梅ICを利用する手もありますが、新滝山街道が出来たので、それを利用すると結構速い。7時少し過ぎに滝本駅駐車場に着きました。駐車場は7時10分にオープン。既に前に1台駐車場が開くのを待っています。7時j10分開場。自走式2階の駐車場の下、日影になる場所を選びます。

 7時30分の始発は10人程度の乗客でした。途中上の御嶽山駅からの下りとすれ違います。この下りのケーブルカーは、上の宿坊・お土産屋さん街の子供たちの通学用(ケーブルカー〜バス(滝本〜御嶽)〜電車(御嶽〜二俣尾)で通学)です。かつては大勢の子供たちで賑わっていたこのケーブルカー、この日は5、6人しか乗っていませんでした。そもそも昔上に第6小学校の分校もあったのです(現在のビジターセンター)。少し寂しい。でも。上の東馬場住宅の人(宿坊なので神職を兼ねているようです)が、下のおそば屋さん(一心亭)にお札を配っているのを見たことがあります。それなりに地元に根付いていると思います。

 ケーブルカーの前の広場から都心方面が見渡せますが、この日は霞んでいました。早速歩き出します。宿坊からお土産屋さん街までのコンクリート路の登りがきつい。武蔵御岳階段へ登る階段の途中から登山道は左に別れます。このあとは長尾平分岐までは少し下り。長尾平分岐には茶店があり、土日や行楽シーズンにはお店が開いているようです。先日のNHK「日本百低山 大岳山」で山を下ったあと、吉田類がここでワインを飲んでいました。この茶店、開いていないときでもここでFree WiFiが使えるようになっています。

 奥の院の入り口、鳥居とその左の天狗の腰掛け岩が目印です。ここからは本格的な登山道。途中で若い人に抜かれます。結局大岳山登山道に出るまでに会った人はこの人だけ。ここは大岳山やロックガーデンが混んでいても静かな山道です。杉の木の根や岩の急登、一部に鎖場もあります。鎖場といっても、大岳山直下の岩場ほど厳しくはありません。ひとがんばりで奥の院の社に到着。さらに奥の院峰へは社の左右の道、どちら側からも登れます。この日は左側から登りました。

 頂上(1077 m)でひと休み。ここは木々に覆われてほとんど展望はありません。下りも最初は岩場の急降下です。途中大岳山がよく見える場所があります。奥の院祠から巻き道と合流すればもう大丈夫。あとはのんびり歩ける登山とになります。鍋割山手前にギンリョウソウの群落があるのですが、少し時期が早すぎました。まだ、ようやく頭を出しているのが少しあるだけでした。鍋割山へは少し急登、といっても奥の院の登りほどではありません。鍋割山(1084 m)も展望がないので素通り。

 しばらく歩くと、大岳山登山道が左側に見えてきます。合流地点で左に曲がって芥場峠へ向かいます。ここは人気の登山道なので、このあとロックガーデンも含めてたくさんの人に出会いました。

 芥場峠を下れば道はほとんど水平。一時台風の影響で荒れた登山道も、土砂に半分埋もれた四阿とともに整備されています。四阿で登山道と別れてロックガーデンに入ります。新緑が綺麗。そして、いつもはしょぼい綾広の滝もこの日は最近雨が続いたために迫力があります。この日は、七代の滝まで降りると長尾平分岐への標高差180 mの登り返しがつらいので、天狗岩から登山道に戻ろうと思っていましたが、綾広の滝を見て、七代の滝まで降りることにしました。

 ロックガーデンの御岳沢(養沢川上流)の水量が多い。何回も徒渉するのですが、徒渉地点の岩が水没しているところ多い。水没といっても登山靴のビブラムの厚さくらいなので、登山靴ならまったく問題はありません。でも、運動靴で来た人たちは大変そうでした。天狗岩までは沢沿い、新緑の気持ちがいい道。途中の休憩舎でひと休み。天狗岩からは、いくつもある鉄の長い階段を急降下します。七代の滝も水量が増していて、ここまで降りてよかったと思いました。木の渡しを渡って滝壺前に。ふだんは滝壺前を横切れるのですが、一部岩場が水没しているので横切るのは止めて元に戻りました。

 やはり、長尾平までの登りがきつい。やっと登った長尾平分岐でひと休み。あとはのんびりケーブルカー御嶽山駅へ。12時過ぎに駅に到着。12時10分発のケーブルカーがあったのでちょうどよかった(ケーブルカーは基本30分ごと)。ただ、駐車場代1,500円は痛い。

 降りてから昼食を摂る予定だったので、下で探します。よく使っている御嶽駅近くの玉川屋とか、かつて鳩ノ巣駅の下、鳩ノ巣渓谷沿いにあった一心亭(現在は鳩ノ巣と古里の間の吉野街道沿いに移転)、あるは小澤酒造の簡易レストラン豆らくとか、全部月曜日が定休日。丹三郎屋敷(“1”の付く日が定休)とも思っていましたが、来るときに見つけた御嶽橋と滝本駅分岐の間、吉野街道沿いの「わさび定食 隼」という看板が目に入っていたので、そこを尋ねてみることに。小さな食堂でしたが、よかった。残念だったのは、車だったのでビールを飲めないこと。ビールが飲めたらローストビーフ丼にしたのに、たんなるわさび丼(1210円)にしたのでした。天ぷらも付いていて、そば屋の天ぷらそばより安い。

 さらに帰りは梅ヶ谷峠を越えて、五日市(現あきるの市)の野崎酒造で喜正をゲットして帰宅したのでした。

行程時刻
7:45 御嶽駅
8:15 奥の院分岐
8:55 奥の院峰
9:25 鍋割山
9:40 大岳山登山道
10:00 ロックガーデン入り口
11:00 七代の滝
11:40 長尾平分岐
12:00 御嶽駅

nanayonotaki.jpg (235112 バイト) 左の写真をクリックすると、この日のアルバムをご覧いただけます。
mitakesancablecar.jpg (29151 バイト) 左の写真をクリックすると、御嶽ケーブルカー登り後面展望動画をご覧いただけます。
ayahironotakirockgarden.jpg (15591 バイト) 左の写真をクリックすると、七代の滝、綾広の滝などの動画をご覧いただけます。
mitakesanmap20230605.jpg (127360 バイト)
上の地図をクリックするとこの日の行程をご覧いただけます。
mitakesanearth20230605.jpg (774301 バイト)
上の図をクリックするとこの日の行程をgoogle earthでご覧いただけます。行程上で右クリックすると出てくるメニューの「高度プロフィル」を選択すると、行程の断面図が得られます。GPS高度689 mm〜1061m(鍋割山は1084m)、距離8.7 km、高度の上下893 mでした。

2023年6月記

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