1日目(8月10日) | 東京−北八ヶ岳ロープウェイ〜北横岳〜双子池 | 双子池ヒュッテ泊 |
2日目(8月11日) | 双子池〜雨池〜雨池峠〜縞枯山荘 | 縞枯山荘泊 |
3日目(8月12日) | 縞枯山荘〜(坪庭)〜ロープウェイ−八島湿原・横谷峡谷−大東園 | 蓼科大東園泊 |
4日目(8月13日) | 蓼科−東京 |
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地図 | google mapやgoogle earth |
(1) 1日目 8月10日(日)
朝、7時前に友人と二人で地元を出発、連休、さらにお盆休みも始まっている企業もあるだろうからと、大渋滞覚悟でした。でも、中央道は混んではいましたが、これといった渋滞もなくそれなりに走れました。ただ、各SA・PAは駐車場待ちの大行列ができていました。なので、一番諏訪南ICに近い八ヶ岳PAで一休み。ここも駐車場に入るまでに少しだけ待ちました。
あとは下道で八ヶ岳ロープウェイへ。切符の有効期限が4日間ということだったので往復切符を購入(2,600円)、まだ10時台でしたが、山頂駅には喫茶しかないので、ここのレストランで昼食(山菜そば1,000円)を食べました。
ロープウェイに乗って上に行くほどガス(霧)が濃くなり、景色は全く見えなくなりました。頂上駅に着くと風も強い。強風とガス・雨という感じです。レインウェア上下を着込んで出発、最初北横岳神社に出てしまいました。ここから北横岳に行けるようですが、とりあえず戻って坪庭の方から北横岳の分岐に入りました。
北横岳まではまだ樹林帯の中なので、かろうじて風は防げます。北横岳ヒュッテから登山道を少し外れて七ッ池の見学。7つの池があるようですが、公開されているのは二つです。北横岳ヒュッテに戻ります。女性の2人組が降りてきました。
頂上に近づき、木々が少なくなると風をまともに受けるようになり大変です。南峰直前で軽装の男性二人組に抜かれました。彼らは南峰までのピストンでした。
南峰はものすごい風、風で体が吹き飛ばされそうです。20m/s近い風が吹いていたと思われますが、風速計を出す余裕がありませんでした。ここ、南峰は北峰よし少し低い2072.0mですが、三角点はこちらにあります。
北峰への稜線の道はまた樹林帯に入りますが、北峰地殻で樹林帯を出るのでまた強風です。北峰頂上(2480m)から双子池は大岳経由と亀甲池経由の道があります。ただ、大岳経由の道は道標にも「難路」とあり、双子池ヒュッテからのメールでもこちらは使わないようにありました。じつは2015年にはこちらを使いましたが、たしかに大変な道でした。
亀甲池までもそれなりの急降下、途中で山岳警備隊のパトロールとすれ違いました。
亀甲池近くなると、傾斜も緩んできます。亀甲池から少し登り、下ると双子池の雌池です。池の近くには天幕場がありますが、管理棟(双子池ヒュッテ)からは少し遠い場所です。
双子池ヒュッテは事前に個室6畳(4000円)を申し込んでおきました。大部屋は雑魚寝スタイルではなく、各個人用テントが室内に設置されていました。これはよさそうです。
以前来たときは高齢の管理人だけだったのに、今回は若いスタッフもたくさんいました。大河原峠まで車で入り、双子山経由、さらに一般車は入れませんが林道伝いに双子池ヒュッテまで来ることもできます。この日は20人の登山者でした。ただ、濡れたレインウェアを室内で乾かす場所がなく、乾くことは期待できません。
ヒュッテまでは許可車なら車で入れます。ですから、食事内容もそれなりに豪華、馬刺しまでありました。夕飯は17時半からでした。
部屋は4畳に二人、個室なので快適です。20時の消灯前に寝てしまいました。
時程表(GPS高度2021m〜2476m、距離6.2km)
時刻 | 場所 | 標高(m) |
10:45 | 山頂駅 | 2229 |
12;00 | 北横岳ヒュッテ | 2384 |
12:35 | 北横岳南峰 | 2472 |
12:45 | 北横岳北峰 | 2480 |
14:20 | 亀甲池 | 2028 |
15:25 | 双子池ヒュッテ | 2030 |
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左の画像をクリックすると、この日のアルバムをご覧いただけます。 |
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左の画像をクリックすると、北八ヶ岳ロープウェイ登りの後面展望動画をご覧いただけます。ただ、途中からガス(霧)の中に入るので、景色は見えません。 |
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(2) 2日目 8月11日(月)
朝食は6時から。少しのんびりして、7時半ころに出発。
予定では、朝食後に荷物を小屋に置いて双子山をピストンするつもりでしたが、風雨が強いので直接雨池を目指すことにしました。
ヒュッテ裏の林道伝いに雨池を目指します。大河原峠との分岐から先は林道といっても部分的に路面が荒れていて本格四駆でも通行できないようです。水場を過ぎ橋を渡ると、雨池とうその口集落(鷽の口集落)との分岐です。ヒュッテからは100m程下りました。登山道はここでいったん林道と別れ山道になります。かなり急登を150m程登り、少し下りになると雨池です。結構大きな池です。
雨池を左回りに1/4周して池から別れます。ここからまた林道歩き。雨が止まないので一眼カメラを撤収しました。林道をしばらく歩くと、雨池峠への旧道、沢沿いのこの道は荒れて今は使えないようです。すぐ先に新道入り口があります。ここは樹林の中、かなりの急登です。途中かなり大きい(25cm〜30cm)コウガイビル(?)の仲間を見ました。頭は小さい笄形、ただ、動き下結構速いのでなかなかうまく撮影できません。
旧道と合流するところから雨池峠までは傾斜の緩い木道です。雨池峠は縞枯山荘・ロープウェイ、縞枯山、雨池山、雨池の道の四つ辻です。天候が回復しないので、寄り道しないで直接縞枯山荘に向かいました。
まだ10時45分くらいでしたが、中の部屋(かつての大部屋をカーテンで仕切った個室)にも案内してもらいました。フロント前の土間ではストーブが焚かれていたので、濡れたレインウェアや衣類など乾かしました。
ここで、持参した食糧で昼食。その後部屋やストーブ前でのんびり。ビールを飲んだりもしました。そのうち男女二人組も到着。男性はスーパーマンで今夏だけでも北アルプスの主要な山をたくさん登ってきたそうです。また仕事はヤマビル忌避剤の開発ということでした。
雨も小降りになってきたので、山小屋の主人に勧められた森林浴コースに行ってみます。いったんロープウェイの山頂駅近く(かろうじてここで携帯の電波が入る)から、左に(南に)分かれた道が森林浴コース。五辻まで続いていますが、途中の展望台(何も見えません)で引き替えします。小屋からの往復で1時間くらいでした。
小屋に戻ってしばらくすると老若男女の11名の団体さんがやってきました。ツアー客ではなく、一族郎党の集まりだそうです。
夕食は17時半からでした。
この日の夜はペルセウス座流星群が見られるはず、簡易三脚も持って来ましたが、相変わらずの強風+霧(ガス)・雨で諦め、夕食後早々に寝ました。
時程表(標高1930m〜2243m、距離6.3kmと標高2193m〜2243m、距離4.2km)
時刻 | 場所 | 標高(m) |
07:20 | 双子池ヒュッテ | 2028 |
08:00 | 雨池分岐 | 1921 |
09:10 | 雨池 | 2067 |
09:50 | 雨池登山道入り口 | 2127 |
10:35 | 雨池峠 | 2242 |
10:45 | 縞枯山荘 | 2230 |
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(3) 3日目 8月12日(火)
この日も天気は変わりません。雨池山や縞枯山に登っても展望はないし、強風に晒されるだけです。素直に下山することにしました。
朝食は5時半から。7時半までにはチェックアウトしてほしいとのことです。ぎりぎりの7時半近くに出発。坪庭を回ってロープウェイ駅に行くことにしました。
風が強い。そこで途中、風速や気温などを測りながら歩くことにしました。気温は14.8℃、湿度は100%、瞬間最大風速は12.3m/sを記録しました。ここ坪庭は花の看板はたくさん出ていますが、花はほとんど見かけませんでした。
ロープウェイの頂上駅の展望テラスに出たら、最大瞬間風速12.8m/s(風速5.9m/s)を記録しました。10日の北横岳山頂では15m/s以上、20m/s近い風だったと思います。
強風でロープウェイが動くか心配なほどでしたが、横風だと塔にぶつかる可能性があるが、そうでなければたいていの風は大丈夫とのことでした。
ロープウェイを降り、まず、雨でも歩ける八島湿原を目指します。ビーナスラインも途中霧が濃くなる時間帯がありました。
八島湿原ではビジターセンターで概要を見ます。道路を潜るトンネルで湿原に。左回りに一周します。こちらは花がたくさん咲いていました。ただ、風が強く、おまけに途中でコンデジのバッテリー切れ(一眼カメラは収納しっぱなし)、仕方ないのでスマホで撮影しました。少し大回りしてヒュッテいさやま(御射山)や御射遺跡を通り、林道で湿原の北西側に出ます。トイレのあるところからまた散策路になります。入り口に近いところの池が七島八島池、浮島が浮かんでいる池です。
一周した後、ビジターセンター脇の食堂で昼食にしました。
このまま宿に行ってもまだ早いので、宿のホームページに出ていた近くの観光スポット、横谷(よこや)峡に行くことにしました。土地勘がないのでカーナビまかせ、いったんこんなに下っていいのかというほど下に降ります。そこからまた登り始めた道は来たときに通ってきた道でした。
横谷峡はこの日泊まる宿・豪族の館大東園のすぐ近くでした。散策路近くの駐車場に車を入れて歩き始めます。谷に向かって降りていくと、まずあるのが乙女滝。名に反し(名の通り?)落差約30mの豪快な滝です。でも、隣の説明板によると、農業用水の一部(大河原堰の一部)の人工の滝とのことでした。
そこから渋川の上流に向かって歩き始めます。滝から離れると、人はほとんどいませんでした。すぐ近くの巨大な横谷温泉は休業中、再開できるかというほどの姿でした。そのあと散策路は滑滝を含め、いくつかの滝を見ながら上流に続きます。最奥は落差40mという王滝です。元々はさらに先に行くことができたようですが、基本ここで終わり。
乙女滝に戻るころにはチェックインにほどよい時刻になっていました。
宿に着くと「休業中」の看板が出ていて焦りましたが、大丈夫でした。さすが温泉宿、山小屋の個室とは違います。Web予約だと、夕食時に800円までの飲み物がフリーになるそうです。そこで800円ぎりぎりの生ビールを頼みました。
少し落ち着いた後温泉に。ここは岩風呂と檜風呂があり、フロントから「使用中」の看板を温泉入り口に立て貸し切りにします。まず岩風呂に。
風呂上がり、少しのんびりします。
夕食は18時から。ぼたん鍋(猪鍋)などを含む豪華版。チェックイン時に頼んでいた生ビールの他、地酒も頼みました。最後の雑炊を含めて完食したらおなかいっぱいでした。
夕飯後、少ししたら寝てしまいました。
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(4) 4日目 8月13日(水)
この日は帰京の日です。朝5時過ぎに起き、6時になったのでお風呂に。昨日は岩風呂だったので、この日は檜風呂。こちらの方が明るい感じです。岩風呂にも檜風呂にもアヒルちゃんが3羽ずついました。
朝食は8時から、信州サーモンの刺身付きです。
9時半ころチェックアウトして帰路につきました。中央道の下りはかなり渋滞、とくにSA・PAは駐車場待ちの大行列でした。でも上りは順調。昼頃には帰宅できました。
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(5) 地図
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