茅ヶ岳

2019年5月13日、深田久弥終焉の地、茅ヶ岳に行ってきました。

 朝4時半ころ自宅を出発。中央道韮崎ICで降りて昇仙峡ラインへ、だいぶ山に入ったところに茅ヶ岳登山者用駐車場があります。駐車場には6時半前に着きました。ここにはトイレ(水洗)があります。6時半過ぎに出発。登山者が一人先行しています。指導標がはっきりしているので安心です。最初はミニ四駆なら通れそうな広い道、傾斜もそれほどきつくない道を歩きます。1回林道を横切ります。まっすぐ進むと女石コース、林道を左にとって少し行くと尾根道コースです。登りは女岩コースをとりました。広い道が終わるころ、駐車スペースのような少し広い場所があります。ここから本格的な登山道。

 女岩はかつては水場だったようです。でも、最近は落石の危険があるということで近寄れなくなっています。そのためか、登山道的な道になってわりとすぐに水場が設けられていました。女岩は巨岩ですが、近寄れないので全体がわかりません。登山道はその女岩の右側を高巻きにするようにつけられています。かなりの急傾斜の道、足場も悪いので下りは大変だと思います。滑落すると大変そうです。

 女岩を巻いて少し登ると尾根に出ます。ここからは岩場も出てきます。途中、深田久弥終焉の地という石碑がありました。登山中に脳卒中で倒れたということです。1971年3月21日、享年68でした。ここからさらに登ってようやく頂上(1,704m)にたどり着きました。8時40分ほどでした。空気の透明度はあまりよくありません。でも、富士山の方向以外はかなり見えます。なんといっても、南アルプスの展望が素晴らしい。あと、金峰山などの近場の山々。しばらく展望を楽しみます。そのうち女性が一人で登ってきて、そのまま金ヶ岳へ向かっていきました。

 さらに北の金ヶ岳はどうしようかと迷いました。ただ、鞍部までかなりの急降下。戻ってくるとき大変そうです。茅ヶ岳からの下山時の体力・筋力を残しておかないと、下りで使う尾根道コースが女岩コースみたいに足場が悪いと危ないと思い、このまま下山することにしました。

 尾根道コースは一部急なところもありますが、危険なところはありませんでした。途中で防火帯に出ると空が開けます。途中で男性3人組と、初老のカップルとすれ違いました。

 そのまま下り、林道に出て左に曲がるとすぐに登ってきた道と合流できます。帰りは、深田久弥公園に行ってみました。分岐からすぐ、少し登ったところです。こちらの方が日陰になるので、慣れた人でしょうが車が数台止まっています。公園自体はたいしたことはなく、深田久弥の石碑と解説版、あと四阿やベンチがある程度です。

 駐車場に戻ったのは、10時50分ころでした。かなりの車が止まっていました。やはり人気の山のようです。

 そのまま帰るにはまだ早いので、駐車場にパンフレットが置いてあった武田の郷白山温泉に行くことにしました。ここはノーベル賞の大村智博士の温泉です。薬で得たお金で地元に貢献できないかということで、温泉(+そば屋)と自分が収集した美術品を展示する美術館(初めは個人の美術館、現在は韮崎市立)があります。温泉(600円)のあとで、そば(鳥挽肉レンコンはさみ揚げ天ぷら蕎麦1,080円)、さらに美術館(500円)にも入ってみました。女性画家の作品が多く展示されています。本人が女子美術大学の理事長をやった関係らしいです。美術館には大村氏個人のものも展示されていました。

 帰りも順調、15時前には帰宅できました。 

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2019年5月記

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