2021年7月19日、笠取山(水干)に行ってきました。
去年の10月以来の笠取山です。今回は山頂は登らず、現地の地図で「天然林の中のなが〜い道」と出ている道を通るルートにしました。
朝2時半くらいに自宅を出発。近くのコンビニで朝食用のおにぎりとカップ味噌汁を購入します。中央道に乗り、勝沼塩山ICで降ります。青梅街道(大菩薩ライン)を使い、柳沢峠を越えて(峠前でシカ2頭が道を横切りました)、一ノ瀬集落へ入る細い道に入ります。現在一ノ瀬集落へ通じるもう一つの道、おいらん淵から入る道は完全に崩壊していて、復旧には数年かかるそうです。まだ暗く、路面が荒れているところもあるのでフォッグランプもつけました。この方が路面を見やすい。
途中の犬切峠で、一ノ瀬集落経向かう道と分かれて一ノ瀬林道に入ります。作場平の駐車場(トイレもある)についたのは4時半ころ。すでに駐車場には車が1台止まっています。人気がないので、山中にいるようです。テント泊をした? 車の中で朝食をとりました。
身支度を調え、4時50分ころ出発。登りは例により、まずヤブ沢峠を目指します。ゆっくり、でも休憩を入れずに一気に峠まで。峠は6時10分ころに到着。少し休憩を入れます。ここからは軽四駆なら通れる林道です。もちろん一般車は通行できません。笠取山荘手前で富士山が見えるスポットがありました。
笠取山は閉鎖中。小屋の前のベンチなどを置いてあるところを一周して、富士山が見える場所がないか探しましたが、ありませんでした。そのまま出発。
メインと太い登山道から少し脇に逸れて、小さい分水嶺に登ってみます。ここは、多摩川、荒川、富士川の三つの川の分水嶺が集まった、いわゆるトリプルジャンクション(三重点)です。少し小高い丘になっています。ここから富士山がよく見えました。
次の小ピークも登ってみます。ここから見る笠取山は迫力満点。眼前に垂直に見えるほどの登山道が見えます。確かに登ってみると大変な急登であることがわかります。でも今回は山頂は登らず、直接水干を目指します。まず、多摩川源頭、伏流水がわき出てくるところへ降りる道(水場道)があるので、降りてみます。水を汲んで飲んでみました。おいしい。
登りは少し先に出る分岐があるので、そちらを登ります。登ったところにテーブルとベンチがあるので一休み。7時20分ころでした。そこから須玖のところに「水干」があります。ここからしみ出る水が本当の多摩川の源頭になります。でもこの日は水は湧いていませんでした。水干の看板があるあたりからも富士山がよく見えました。黒槐(くろえんじゅ)の頭の分岐では、中島川橋方面をとります。さらに下ると笠取小屋への分岐もありますが、ここも中島川橋方面の道をとります。黒エンジュの分岐(将監峠方面)もそのまま中島川橋方面へ。さらに、かなり下ると馬止(馬で中島川橋から登ってきてもここで馬は終わりだったところ)です。ここからは中島川橋まで800 m(15分)です。さらに、中島川橋から車も通れる一ノ瀬林道経由で作場平駐車場まで25分とお手軽に戻れます。
この日は、ここから山腹を巻くよう道、昭文社の登山地図では中断林道(車が通れるような道ではありません)、現地の案内図では「天然林の中のなが〜い道」とある道を使って、一休坂を目指します。それほどの上り下りもない道なので、のんびり歩けます。途中、水干からなどの水を集めて、かなりの水量となった多摩川源流の川を渡るところもあります。1時間ほど一休坂に出ます。ここから少し下れば、登ってきたときのヤブ沢峠と一休坂の分岐です。
あとは上ってきた道を戻る形で作場平まで。登山道入り口に戻ったのは10時40分でした。約6時間ほどの行程でした。このくらいがちょうどいい。一ノ瀬林道の山側の小さなスペースに車が2台止まっていました。また、車を止めた大きな駐車場の車はいなくなり、自分の車だけでした。山の中では誰にも会いませんでした。
帰りは大栗展望台に車を入れて、カップ麺の昼食です。昨日青梅街道で崖崩れがあり(峰谷橋付近)、通行止めが続いていると思われるので(奥多摩周遊道路経由で帰れます)、再び柳沢峠を越えて、勝沼塩山ICで帰ることにしました。途中、モモとブドウ(シャインマスカット)をゲットしてから中央道に。渋滞もなく14時前には帰宅できました。
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上の画像をクリックすると、この日の行程をgoogle earthでご覧いただけます。この歩程上で右クリックすると出てくるメニューの「高度プロフィル」を選択すると、下のような歩程の断面図が得られます。 |
2021年7月記