2019年9月24日、高校同期のハイキングクラブで奥武蔵の正丸峠・伊豆ヶ岳を歩いてきました。
八王子組は7時21分発川越行きの八高線に乗ります。朝の八高線は工業団地がある次の北八王子まだものすごく混みます。途中拝島と東飯能からもメンバーが乗り込み、この日は総勢8名(男女6:2)でした。車窓から見える富士山にはレンズ雲がかかり、上空には強風が吹いていること、また天気は下り坂であることが想像されます。
9時前に西武秩父線正丸駅(標高302m)に到着。9時過ぎに駅を出発します。最初は駅から斜めになっている不思議な階段を降りて車道にでます。しばらくは車道歩き。登山道はいろいろあるようですが、この日はまず正丸峠(現)を目指します。車道が終わり登山道になると石畳の道です。苔むしていて滑りやすい。でもこの石畳はすぐに終わります。道は沢沿いを登り、何回か沢を渡ります。沢には表面を少し削った丸太を束ねているものが渡してありますが、これも滑りやすい。沢から分かれ長い階段手前で小休止。階段の急登を登り切ると(現)正丸峠(奥村茶屋)に出ます。曇り空ですが、空気はそれほど不透明ではなく、近くの西武ドームや、遠くの都心(スカイツリーや新宿副都心のビル群)が見えます。でも、いつも見ている奥多摩からの配置と違うので戸惑います。
少し休んで出発します。ここらは尾根道になります。でもそれほど楽にはならす、いくつかの小ピークを越える登りが続きます。五輪山で小休止した後、最後の登りへ。ただ、かつての男道(クサリ場)は、が崩壊していて危険だということで閉鎖されていました。右の女坂のコースを登ります。でもこんどはこの女坂も崩壊しているということで、途中で左に分かれる登山道ができていました。滑りやすい赤土の急登を登ります。かつての男坂と合流すれば頂上も近い。ただ、頂上はすでに20名という中高年(我々のグループと同じ老年)の団体に占められていたので、手前に少し広くなったところで待機、またここで昼食を摂ることにしました。
頂上(851m、正丸駅から550mほど高い)到着は11時半ころ、頂上で記念写真を撮り、荷物を置いた頂上下のスペースで昼食です。だんだん雲が厚くなってきました。ということで、予定より早い12時10分ころ下山を開始します。頂上直下の悪路(滑りやすい赤土の道)を慎重に下ります。かつての男坂と女坂の合流地点から傾斜が緩くなります。小高山手前から登ってきた道とは違う大蔵山コースに入ります。こちらのコースも一部赤土の急降下、その上濡れていて滑りやすい道です。さらに雨が降ってきました。レインウェイを着ます。でも、急降下が終わったところ、車道までそれほど遠くないところで幸いでした。車道に出ると雨は本降りになってきました。
正丸駅に戻ったのは予定の15時よりかなり早い14時10分ころでした。正丸発14時26分の電車までちょうどいい時間です。濡れたTシャツなどを着替えたりしました。
大反省会は、東飯能の久兵衛屋という埼玉を中心に展開しているうどん屋さんでした。驚くほど安い。東飯能で一人のメンバーと別れ、帰りは16時36分の川越からやってきた八王子行き。現在八高線は八高線とはいえ、八王子−高崎の直通はないようです(東飯能から先が非電化)。大勢の乗客がここで降ります。行きと同じく拝島でもう一人が別れ、八王子で解散となりました。
奥武蔵は久しぶりです。思っていたよりも近い。また、車窓から見る大岳山など見慣れた奥多摩の山や、正丸峠から見る都心の配置が違うのが新鮮でした。伊豆ヶ岳はチャートの山だそうです。たしかにチャートの巨大な岩塊や露頭はたくさんありました。でも、登山道を覆うのは赤土(関東ローム)です。濡れると滑りやすくなって大変です。また、かつては子供連れが多く登った伊豆ヶ岳も、最近ではそれほどでもないようで、道が少し荒れていました。
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2019年9月記