2015年10月21日、榛名山に行ってきました。榛名山とは榛名湖を取り巻く山々の総称です。
一応活火山で、6世紀半ばころまでは伊香保温泉に近い二ヶ岳が活動していたようです。
4K動画です。下のサムネイル画像をクリックすると動画が再生されます(youtubeにリンクしています。)
覗岩からの展望です。10月21日。 | |
朝の榛名湖です。10月22日。 | |
榛名山ロープウェイ、下りの前面展望です。10月22日。 | |
榛名湖に降りる道路にメロディライン(静かな湖畔)がありました。10月22日。 |
(1) 10月21日
朝3時半自宅を出発、関越道練馬ICから高速道路に入り、渋川伊香保ICで降りて伊香保温泉を経由して榛名湖に出ます。まず、榛名山の最高峰掃部岳(かもんだけ)を目指します。どこに駐車しようか迷いましたが、結局オーソドックスに国民宿舎榛名吾妻荘(閉鎖?)前の駐車場(トイレあり)にしました。
登山道は榛名吾妻荘の横から入ります。6時15分ころから登り始めました。はじめは笹の中の道、傾斜がきつくなると木枠の階段、歩幅が合わないのでつらい。稜線に出ると覗岩と掃部岳の分岐です。まず覗岩に行ってみました。後で考えると、展望が良かったのはこの時間帯程度だったので、先に行っておいて正解でした。結構急な登りです。覗岩は真下が見える感じの切り立った岩場です。ひとしきり展望を楽しんだあと、分岐に戻り掃部岳を目指します。
ここらも階段が多い。紅葉は日の光が弱く、あまり見栄えがしません。途中、榛名湖に降りる道の分岐があります。そのまま掃部岳を目指します。頂上は7時半ころに到着。先客が一人いました。だんだん空気の透明度は低くなってきたし、またもともと木々に遮られているのでそれほど展望は良くありません。榛名湖側は見えません。
しばらく楽しんだあと、下山開始。分岐から直接榛名湖に降りる道は「急坂」とあったのでこの道では降りず、もとの道を引き返すことにしました。登山道の入り口に戻ったのは8時半ころでした。次は天目山を目指します。湖畔から天目山に直登するルートがあるみたいですが、それがなかなかみつからない。地図では榛名湖周遊道路とロープウェイと伊香保から来る道(メロディラインがある道、動画参照)との交差点付近にあるはずなのですが。仕方ないので、大型車通行禁止の榛名山箕郷(みさと)線に入ってみました。地図では松之沢峠から天目山に向かうハイキング路がこの道と交差しているので、そのあたりに駐車スペースがあるのではないかと期待したからです。
期待通り、稜線(ハイキング路)とこの道路が交差する七曲峠に車数台が置けるスペースがありました。ここに車を置いて、天目山までは近そうなので、靴とストック、カメラだけの空身で天目山に向かうことにしました。9時15分ころ出発。このルートは「関東ふれあいの道」の一部となっていて道は整備され、所々にベンチも置いてあります。 とはいってもきつい登り。空身で正解でした。ただ、紅葉は見事です。ただ、この時間帯はもう曇り空になってしまっていたので、色が映えません。頂上には9時半ころ着きました。一人先客がいました。急坂ですが、短い。この時間には、視界はすっかりだめになっていました。あまり休まずに、下山開始。9時50分ころに七曲峠の駐車スペースに戻りました。
朝、ほとんど何も食べてこなかったので、国民宿舎榛名吾妻荘から榛名湖周遊道路に入ってすぐの所にある駐車場で少しエネルギー補給。テルモスのお湯でカップラーメン。イスを持ってきたので、車外で食事です。ただじっとしていると寒い、ダウンジャケットを羽織りました。
次に目指すのは、今日の宿舎ゆうすげ元湯に近い烏帽子ヶ岳です。たしかに烏帽子に似た形です。あの急な坂、どうやって登るのだろうという感じです。ゆうすげ元湯の駐車場(トイレあり)に車を置いて、10時50分ころから歩き始めました。登山道入り口にはお稲荷さん。たくさんのキツネのフィギアが並べられています。信仰の山のようです。そのためか、烏帽子岳は道標がしっかりしています。稜線に出ると、右に烏帽子ヶ岳、左に鬢櫛山(びんぐしやま)の分岐です。分岐から烏帽子岳側に入ってすぐ降りてきた人に出会いました。だんだん急になる坂を登り、上からロープが垂らしてある小さな岩場付近で、女性の二人組とすれ違います。岩場の右に鳥居があり、小さな祠を社代わりにしているようでした。ここにも、たくさんの陶製のお稲荷さんが並べられていました。一体捧げ、願い事が叶うと二体捧げるという風習があるようです。
頂上には11時50分ころ到着。広い笹原です。頂上からはさらに踏み跡が続いていて、展望が開けるところに出るようですが、この日のこの時間はもうすっかり視界がなくなったので、そのまま戻ることにしました。分岐に戻ったのは12時20分。まだ時間があるので鬢櫛山(びんぐしやま)も登ることにしました。
道標のしっかりしている烏帽子ヶ岳と違い、鬢櫛山への道標はあっさり、でも「30分、後半は急坂」と親切です。道は烏帽子ヶ岳ほど整備されていませんが、迷うような所はありません。途中ですごく速い人に追い抜かれました。道標通り、後半はなかなりの急坂になります。頂上には13時ころ到着。40分かかったので、こちらが遅いだけでした。頂上にはすでに人がいて、追い抜いていった人とともにコーヒーをごちそうになってしまいました。
コーヒーを飲みながら雑談。13時25分ころ下山を開始。分岐は登ってきた所の他に、手前にも一つあります。ここから榛名湖周遊道路に降りてもいいのですが、車道歩きになるので、来た道をそのまま引き返します。入り口のお稲荷さんに戻ったのは14時15分。50分もかかってしまいました。
15時前に「ゆうすげ元湯」にチェックイン。少し荷物を整理して温泉で汗を流します。フロント近辺では無料のWiFiが使えるので、ロビーで少しアクセス。
夕飯はデフォルトから一つグレートを上げたもの、さらに「利き酒セット」がネット予約だと割引になるばかりか、ドリンク一杯無料どいうことなので冷やのお酒も頼みました。
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(2) 10月22日
朝、目が覚めたら天気が良かったので、外に出て星を撮りました。明るくなってから、榛名富士が正面に見える位置に移動して、湖に写る榛名富士を眺めていました。日が昇ころ宿舎付近に戻り、今度は日が当たり始めた鬢櫛山、掃部岳の写真を撮りました。
朝食は7時半から、和食中心のバイキングでした。
天気がいいので、ロープウェイの割引券をフロントで購入して出発。まず、昨日歩いた中で一番紅葉がきれいそうだった天目山付近に行くことにしました。しかし、朝あんなに天気が良かったのに、だんだん雲が広がり始めました。まだ日は当たっていますが、天目山は頂上まで行かずに途中までにしました。
次は榛名山ロープウィです。だんだん風景も霞んできました。遠景は見えなくなりました。晴れていればすごい展望だと思います。1日ずらして、この日登山した方が良かったかなと朝は少し思っていましたが、これなら同じでした。山頂の神社まで少し歩いて、すぐに戻ってきました。
あとはもう帰るだけです。帰りは関越道から圏央道、中央道経由にしました。この方が少し高くなるのですが、一般道を通る区間が短くなります。13時ごろには自宅に戻ることができました。やはり、山から下りたあと、麓で1泊するとすごく楽です。
黒いルートは車、それ以外の赤が歩いた行程です。上の地図をクリックすると、google mapで行程をご覧いただけます。 | 上の図をクリックするとgoogle earthで行程をご覧いただけます。行程上で右クリックすると出てくるメニューの中の「高度プロフィル」を選択すると、行程の断面図が得られます。 |
2015年10月記