鼻曲山

2016年11月2日、鼻曲山

 出身高校のハイキングクラブで9月13日に予定していましたが、当日現地近くまで行ってでも天候が回復せずに断念した山です。個人的にリベンジしてきました。

 朝、少し出遅れて7時20分ころ自宅を出発。この時間帯に都内を抜けて練馬ICを目指すのは渋滞が予想されるので、圏央道経由で関越道に乗りました。さらに上信越道松井田妙義ICで降り、国道18号(中山道)へ、途中で旧中山道に分岐し、さらに霧積温泉を目指して県道56号(北軽井沢松井田線)に入ります。県道といっても、霧積ダムを過ぎるあたりからすれ違いも困難な1車線の道になります。ただ、最奥の駐車場(2012年に営業をやめたきりづみ館前)まで全部舗装されています。

 駐車場には10時過ぎに到着。雨がぽつぽつ落ちてきたので、レインウェアの上を羽織りました。10時20分ころから霧積温泉金湯(きんとう)館への道でもある、ホイホイ坂に入ります。ホイホイ坂といってもほいほいと登れるような道ではなく、それなりの山道です。温泉に入った後、ここを歩いて降りたらまた汗をかきそうな道です。金湯館専用林道を横切り、金湯館への道と分かれます。

 ここから十六曲峠近くまでは結構な急坂となります。十六曲峠の少し手前が鼻曲山と剣の峰・角落(つのおち)山の分岐です。このあとは霧積のぞきなどの崩落箇所もありますが、それほど危険なところはなく比較的楽な尾根道です。ただ、途中のピークを越える前後がかなりの急坂です。

 しばらく行くと今度はロープが垂らしてある急坂となります。ロープを頼りに一気に登ります。登り切った後が天狗坂。登り切ったところが鼻曲峠。この少し先で留夫(とめぶ)山や熊野神社(旧中山道碓氷峠)への分岐となります。ここから道は笹の中の平坦な道になります。でも、鼻曲山山頂直下はまた急登。頑張って登ってやっと頂上に。12時50分、ちょうど2時間半かかりました。コースタイムは2時間40分ですからほぼ同じ。国土地理院の地形図では1655mですが山頂の標識は1654m、確かに道標の後ろに少し高い岩場があります。この岩場で大休止、例によりカップラーメンの昼食とします。

 天気予報ではこの地域は晴れでしたが雲がとれません。それどころかあられまで舞うようになってきました。ただ、雲が高いので少しは展望がききます。しかし、頂上が木々に覆われているので、展望がきくのは東〜南にかけてだけです。比較的近い妙義の奇岩群はよく見えましたが、関東平野は霞んでいます。

 13時20分、下山開始。登ってきた道をそのまま戻ります。駐車場についたのは15時40分でした。下りにも2時間20分かかりました。コースタイムは1時間55分ですから、かなり遅い。写真を撮りながらというのは登りと同じですから、やはり下りはコースタイム通りにはいかなくなっています。それでも16時前、暗くならないうちに細い県道を抜けられる時間に戻れたので良かったです。

 帰りの県道の細い部分ではトラック2台(どこの工事現場に行くのだろう)とすれ違いました。1台は運良くそのまますれ違うことができる場所、もう1台はこちらが退避スペースまでバックすることになりました。

 旧中山道から国道18号(中山道)に入ってすぐの所にある、おうぎ屋のドライブインで夕飯用の釜飯やお土産をゲットしました。さらに妙義松井田ICから上信越道に乗ってすぐの所にある甘楽(かんら)PAで下仁田ねぎ(8本650円)も買ってしまいました。関越道東松山C付近から高坂SA付近まで渋滞していました。練馬ICも渋滞とのことで例により圏央道経由、こちらも八王子JCT付近やや国立府中IC付近の渋滞情報もありましたが、通過することは解消していました。帰宅は17時20分頃でした。

 この日の現地は晴天の予報、よく3日は午前中雨が残るという予報、 さらに3日は祝日ということで3日を回避したのですが、3日の方がよかったかもしれません。2日は1日中曇天で、紅葉が映えませんでした。雨はほとんど降りませんでした(帰りの高速、中央道では本降り)。それでも、とりあえず無事に鼻曲山のリベンジができました。

左の画像をクリックすると、youtubeで霧積温泉駐車場までの県道の前面展望4K動画(約13分半)をご覧いただけます。

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金湯館駐車場。ここが登山道入り口になります。旧きりづみ館の水車が残っています。 ホイホイ坂入り口。 古い木橋を渡ります。 金湯館に続く林道を横切り鼻曲山方面へ。 十六曲峠少し手前に、鼻曲山への分岐があります。
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紅葉の向こうに鼻曲山が見えます。仏様の寝顔に見立てているようです。 霧積のぞき。 背丈以上もある笹の中の道です。 見事な紅葉ですが、残念ながら日が当たっていません。 ここは道を覆うほどの笹です。
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ホオ(朴)の葉が残っていました。 垂らしてあるロープを頼りに登ります。 鼻曲山がだいぶ近づいてきました。 天狗坂を登り切ったあとの平坦な道。 頂上直下の急登を登り切ってようやく頂上へ到着です。1654mの標識です。
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頂上の標識の奥の岩場。確かにこちらの方が高い。 関東平野は霞んでいます。 妙義山です。 妙義山を拡大しました。 表妙義(妙義山南部)。
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裏妙義(妙義山北部)。 北の方を見ると、遠くに雪をかぶった山が見えます。 東南方面の麓を見ています。 牧場の牛舎のようです。 頂上直下の急坂を振り返ります。
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ロープをつかんで慎重に降ります。 気分の良い尾根道を歩きます。 ホコリタケ、(キツネノチャブクロ(狐の茶袋)orタヌキノチャブクロ(狸の茶袋))をつついて胞子を出しみました。 寄生されているみたいに、たくさんの枝が一箇所から出ています。 今年芽を出したばかりのカエデも紅葉しています。
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広葉樹の落ち葉の道。最後の登り、急坂です。 シダは青々としています。 金湯館への林道を横切り、ホイホイ坂を下ります。 あの木道を渡れば、駐車場は近い。 駐車場に戻りました。
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2016年11月記

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