大菩薩

 2018年11月1日・2日、大菩薩に行き、嵯峨塩鉱泉嵯峨塩館に泊まりました。

 7時ころ自宅を出発、中央道勝沼塩山ICで降り、国道411号(青梅街道)を走り、雲峰莊から上日川峠に向かう林道に入ります。峠のロッジ長兵衛から少し入った所にある駐車場に車を入れたのは9時ころでした。ロッジ長兵衛に通過するころ、ちょうどJR甲斐大和からのバスが到着して、登山客が大勢降りてきたところでした。バスは平日3便、休日5便あります。ここにはトイレもあります。

 まず福ちゃん莊を目指します。ここにもトイレがあります。そこから真っ直ぐ唐松尾尾根を登らず、富士見山荘まで行って富士山を見ました。福ちゃん莊にもどり、唐松尾尾根を登ります。もう霜柱がありました。岩が出てくると展望がよくなります。この日はほぼ快晴、富士山、南アルプス、遠くに乗鞍岳も見えます。少し苦しいですが、頑張って雷岩まで登ります。雷岩は10時半ころに到着。素晴らしい展望です。大休止。また、荷物を置いて大菩薩嶺(2057m)までピストン。展望はありません。

 雷岩に戻って、大菩薩峠までの尾根道を歩きます。尾根の少し西側を歩くので、奥多摩側は見えませんが、甲府側はよく見えます。富士山や南アルプスを見ながらの稜線歩きです。避難小屋がある賽の河原から少し上った妙見ノ頭で、大展望を見ながらの昼食(カップラーメン)にします。

 妙見ノ頭を降りると介山荘がある大菩薩峠です。介山荘の裏にトイレがあります。中里介山の碑は先日の台風の風で倒れてしまったようです。ここからは木々の間から奥多摩の山々や東京も見えます。ここから福ちゃん莊に戻ることも可能ですが、いつものように熊沢山を登り、石丸峠経由で降りることにします。熊沢山側はあまり人が来ないようです。稜線では大勢の人がいましたが、こちらに来ると誰もいなくなります。

 熊沢山は頂上直下をトラバースする形で通過、防火帯に出ると下の笹原の中に石丸峠が見えます。小金沢山を目指す人が見えました。石丸峠から小菅へ向かう道は笹に隠れて見えません。廃道になったのかもしれません。石丸峠からは、最初のうちは展望を楽しみながらの緩やかな道です。やがて森の中に入り、未舗装の林道を横切ってからは急降下になります。急降下はバスが通る大菩薩初鹿野まで続きます。登山道はこの道を横切り、あとは緩い上り下り、さらに何回かの渡渉を繰り返して、上日川峠に戻ります。14時半ころでした。

 今回は大菩薩初鹿野線の中程にある、嵯峨塩鉱泉嵯峨塩館の宿泊を予約しているのでのんびりです。嵯峨塩館は山あいの一軒宿です。温泉とうたえないのは源泉が18℃、さらに温泉法で要求される成分が基準に満たないからです。でも、pH10.2という高アルカリ泉です。嵯峨塩館から少し下ったところにある田の湯ややまと天目山温泉もpH10.3というアルカリ泉です。

 嵯峨塩館はよい宿で、泊まって正解でした。料理も美味しいし、宿の雰囲気もいい。お風呂は18時からの夕食の間に清掃して、男女の湯を入れ替えるそうです。翌朝の朝食前に日川沿いの遊歩道を歩いてみました。宿に戻るころには日も登ってきて、紅葉が美しく映えました。10時ころ宿を出ました。

 帰りは甲斐大和側に出て、勝沼塩山ICから中央道経由、途中談合坂SAで少し休んだりしても12時ころに家に戻れました。

daibosatsu20181101.jpg (189924 バイト) 左の写真をクリックすると、11月1日のアルバムをご覧いただけます。
sagashiokan20181102.jpg (650960 バイト) 左の写真をクリックすると、11月2日のアルバムをご覧いただけます。
上の画像をクリックすると、大菩薩の行程をgoogle eathでご覧いただけます。
行程上で右クリックすると出てくるメニューの中の「高度プロフィル」を選択すると、下のような行程の断面図を得られます。

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