仏果山・高取山と宮ヶ瀬ダム(2022年10月26日)

 2022年10月26日、仏果山方面に行ってきました。

 宮ヶ瀬ダム側の仏果山登山道入り口へのバスは、本厚木から1時間に1本しか出ていません。8時40分発を目指して、7時前に家を出ました。乗り換え案内に従って、京王稲田堤で降りて、JR南武線稲田堤駅に。昔の記憶で後ろの方に乗ると乗り換えが便利と思って後ろの改札から出ましたが、JRの駅が工事中でかえって遠回りになってしまいました。登戸で小田急に乗り換えました。小田急は結構込んでいます。それでも新百合ヶ丘で座れました。

 本厚木駅は大きな駅で、バス停がどこにあるのかが分かりづらい、5番乗り場宮ヶ瀬行きのバスです。まあ早めに到着したのでのんびりと探します。バスにはそれなりの乗客がありました。でもほとんど途中で降りて、登山道入り口では自分以外はあと一人だけになっていました。本厚木から約45分程度でした。

 バス停の反対側の登山道入り口があります。身支度を調えて、9時40分ころに出発。まずいきなりの階段の急登。階段が終わって暫く行くと登山届けを出すポストと(登山届けはWebで提出済み)、「ヤマビル注意」の看板。「熊出没」より嫌な感じ。最近気温が下がってきたので、結局山の中ではヤマビルには会わずにすみました。

 登山道は緩くなったりきつくなったりの繰り返しです。宮ヶ瀬乗り越しについたのは10時50分、1時間以上かかりました。ここは仏果山と高取山の分岐です。まず右の仏果山を目指します。頂上近くはかなりの急登です。頂上747.1 mについたのは11時20分。15年前は登山道入り口から頂上までは1時間で登れたのに、今回は1時間40分もかかりました。頂上でようやく人に会いました。

 頂上には高さ13 mの展望塔があるので登ります。まわりの木々よりも背が高いので素晴らしい景色。ここで景色の写真や動画をたくさん撮りました。20分ほど楽しんで、11時40分ころに高取山に向かって出発です。14時の宮ヶ瀬ダム観光放流を見たいので、少し急ぎ始めました。でも、途中でサルが登場したので少し写真タイム。途中で昇ってくる人と数人とすれ違いました。

 高取山の頂上705 mに着いたのは12時15分過ぎ。仏果山から35分強、急いだためにこれは15年前と同じでした。ここにも、仏果山と同じ、高さ13 mの展望塔があります。もちろんここも登って写真タイム仏果山からは見えなかった宮ヶ瀬ダムも見えます。八王子のランドマーク・八王子サザンスカイタワーも確認できました。ただ、14時宮ヶ瀬ダムという制約があるので、写真・動画を撮ったあと、ここでの昼食は諦めて、12時35分ころに下山開始です。

 いきなりの急降下、それもやせ尾根の急降下なので大変でした。しばらくする傾斜も緩くなります。。途中の見晴らしのいい場所にあるベンチに寝そべって本を読んでいる人がいました。たしかにここではのんびりできますが、ここまで来る、戻るのは大変な場所です。さらに下るとダムの展望台です。ここから道は再び急降下、ダムが造れるような狭い峡谷を降りるわけですから急降下になるのは仕方ない。観光放流の時刻が迫っているので気になりますが、ここで焦っては危ない。慎重に下り続けます。

 ようやく、車道(宮ヶ瀬ダム駐車場前)に出たのが13時35分過ぎ。必死で下山して、ようやくコースタイムでした。ダム脇のインクライン乗り場では、切符売りの人が放流を見るなら今度出る13時40分発に乗ってくださいと叫んでいたので、急いで切符売場に急きます。

 本当は電力館を見学したり、ここのレストランでダム・カレーでも食べようかと思っていたのですが、とてもそんな時間はありませんでした。ただ、戻るかもしれないと思いインクラインの切符は往復(500円)にしました。インクラインは4分かけてタムサイトからダム下におります。たしかにいい時間、放流まで少し余裕があります。

 放流を真正面から見ることができる橋にはすでに大勢の観光客がいます。そればかりか、複数の学校から遠足と思われる小学生もたくさんいました。ダムの放流は毎週水曜日、第2・第4金曜日、第2日曜日、イベント放流日、それも11時と14時からの6分感限定です。たしかに高度と水量のある迫力ある放流でした。

 ひとしきりそのあたりを見たあと、インクラインで上に戻ろうとしましたが、小学生の団体貸し切りになっていて、かなり待たないとダメなようなので上に戻るのは諦めました。本当はダムの中のエレベータ(無料)もあるのですが、コロナ禍で利用できなくなっています。もう開放してもいいと思うけど。

 ダムから少し下ったところにある、テーブル&ベンチで、遅めの昼食を取りました。14時半ころなのに、狭い谷なのでもうほとんど日が差し込みません。食べたあとは中津川沿いに下って、国道412号、愛川橋の上にあるバス停でバスを待ちます。バス停には15時10分ころ到着、ダム下からまっすぐ歩いて30分程度だと思います。バスは15時01分が行ったばかりなので、次の15時40分を待ちます。そのうち、バスを待つ人が2人やってきした。

 行きの県道64号よりは人家の多いところを走り続けます。だから、少し渋滞気味の所もあって、でも行きと同じくらいの時間で本厚木に着きました。

 乗り換え案内は行きと同じ、登戸経由を第1候補としますが、小田急線・南武線の混雑を避けようと、10分くらい遅くなりますが、横浜線橋本経由で京王線に乗ることにしました。

 記憶ではお手軽な山という印象が強かった仏果山・高取山でした。でも、とりわけ高取山からの下山が大変になっていました。昔の記憶に頼らないようにしないと。

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2022年10月記

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