畦ヶ丸

 2006年12月31日、西丹沢の畦ヶ丸を目指しました。

 朝5時過ぎに自宅を出発。7時半ころ、西丹沢自然教室脇の駐車場に到着。ここと、少し下の駐車場(トイレあり)の合計で20台以上程度駐車できそうです。この日はすでに5台ほど駐車していました。新松田からはバスもあります。

 出発は、7時40分ころ。まず、駐車場脇の吊り橋で対岸に渡ります。数日前から咳が止まらないので、咳き込まないようにゆっくり歩きます。最初は西沢沿い、砂防堰堤があるたびにその脇の階段を上らなくてはなりません。そして沢を何回も右岸・左岸と渡ります。沢の水はとてもきれい。体調があまり良くないので、下棚の滝、本棚の滝はパスしました。

 ようやく沢を離れ、急登の後、尾根に出ます。結構急峻な尾根道です。でもブナの原生林の気持ちのいい道です。ピークが見え、階段を登って頂上かと思ったら、まだまだ登りは続くのでした。途中ですごく大きな荷物を背負っている若い人を抜きました。

 頂上には10時15分ころに到着。すでに一人いました。その人はすぐに出て、また途中で抜いた若い人は頂上で止まらずそのまま進んでいきました。私は大休止。記念写真を撮ったり、テルモスのお湯でインスタントコーヒーを作ってパンの軽食を摂ったり。頂上は木に覆われ展望はありません。それでも木々の間からかすかに富士山が見えます。風もなく気持ちのいい日ですが、残念ながら薄雲がかかっています。

 ゆっくりと過ごしてから、10時45分に出発。頂上を少しくだったところに立派な、中にトイレまである避難小屋があります。中をのぞいたら、例の若い人がいました。ここで泊まるそうです。水場が近くにないことをのぞけば、確かに泊まってみたい山小屋。この近くから富士山がよく見えるので、天気に恵まれれば朝日を浴びたきれいな富士がよく見えるでしょう。

 あとは下り。大滝峠上で尾根と別れ、沢に降ります。ステタロー沢を下り、これまた立派な一軒家避難小屋は12時15分ころ。少し沢から外れます。また沢に降りようとするところでキュンキュンという鋭い鳴き声。シカです。2頭いました。でも、木に遮られてよく見えません。

 少し下ると立派な2段の自然の滝(砂防堰堤から落ちるのではない)がありました。この滝が見える登山道には「頭上に注意、足下に注意」の看板。確かにその通りですが、同時に頭上と足下を見ることはできないとも思いました。

 13時5分ころ林道に出ました。ここからは長い林道歩き。大滝橋で県道76号に出て、あとは2.5km、車道脇の歩道を西丹沢自然教室まで戻ります。駐車場に戻ったのは14時過ぎでした。おなかがすいたので、お湯を沸かしてカップラーメンを食べました。14時半過ぎに駐車場を出発。東名高速の一部が渋滞していましたが、途中で買い物をしても、17時半ころには自宅に戻ることができました。 

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立派な吊り橋を渡ります。 徒渉地点には木の橋が渡してあります。ここには立派なつららが。 両側は切り立っている尾根です。木がなければ怖いくらい。 最後の急登と思いきや。 頂上(12926m)で記念写真。
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頂上を少し下ったところからの富士。 立派な畦ヶ丸避難小屋。 避難小屋近くからの富士。 木々の間にシカが見える。白いお尻が二つ。 2段の滝の上部分。

2007年1月記

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