2008年6月1日、梅雨入り間近の貴重な晴れの休日、天城山(万二郎岳、万三郎岳)に行ってきました。
5月31日、車で職場に行き、そのまま天城山をめざします。。天城山の登山者用駐車場はゴルフ場にあるので、カーナビは天城高原ゴルフ場を目的地としてセット。13時過ぎに職場を出発、東名高速沼津インターで降り、冷川から伊豆スカイラインで終点まで。あとはゴルフ場を目指しますが、道路には「この先行き止まり」などという表示。委細かまわず進むと、奥に大きな駐車場、きれいなトイレもあります。17時ころでした。観光バスが2台待機していました。しばらくすると、続々と登山者が降りてきます。団体さんがたくさん入り込む山のようです。明日は早出をしなければと思いました。バスが去ったあとに、1台車がやってきました。テントを張って夜を過ごすようです。
職場を出るころは弱い雨でしたが、東名沼津に近づくと雲も薄くなり、少し期待してしまいましたが、山に入るとまたかなりの雨です。でも予報では明日は晴れということなのであまり気にせず、20時ころに寝てしまいました。
朝、3時半ころ目が覚めました。まだ寝たりない気もしましたが、ここで寝ては次に目が覚めるのは5時過ぎになってしまうだろうと思い、がんばって起きました。雨はやんでいましたが、雲があり、山はガスっています。驚いたことに、まったく知らない間に、車が7〜8台増えていました。昨日の雨で登山道もぬかるんだろうし、下草や枝も濡れているだろうと思い、スパッツはもちろん、上下のレインコートも着ました。結果的には、道も広く整備されているので、スパッツだけでもよかった。
前の日にテルモスに入れておいたお湯でコーヒー飲料をつくり、パンとチーズの簡単な朝食。4時40分ころに出発しました。雲がかなり厚いし、コースが森の中なので、まだかなり暗い感じです。ほどなく涸沢分岐への分岐。最初は万二郎岳をめざします。最初は沢沿いの道で、何回か徒渉を繰り返します。沢から外れ、少しがんばると万二郎岳(1320m)です。5時50分でした。展望もないので、レインコートの上だけを脱ぐ程度の休憩とします。
頂上から少し降りたところに展望ポイントがありました。ただ、まだガスがあがらずこの日の展望はあまりよくはありませんでした。アセビ(馬酔木)のトンネルがあります。万二郎と万三郎の中間点
さすがに万三郎近くは急登です。万三郎は7時。少し休みます。頂上を少し降りると、天城山縦走路(八丁池へ)と周回路(涸沢分岐点)との分岐です。周回路に入ります。少し陽も当たるようになってきました。また少しずつ、登山者に会うようもなってきました。涸沢分岐は7時40分。
すれ違う登山者たちからは、シャクナゲはどうでしたかと聞かれました。「あまり期待しないでください。」というしかない。でも何人目かに、「え〜っ」という感じの人がいました。「1週間遅かったのかなぁ。でも、先週は雨だったし。」と。その人は地元の人で、何回も登っているということでした。その人の話ではシャクナゲは4年に一度素晴らしいそうです。それは来年だということで、素晴らしいときの写真(パウチまでしてありました)を頂いてしまいました。とても自慢、大勢の人に知ってもらいたい山のようです。
万二郎登山口に戻ったのは8時40分。続々と山に入る人とすれ違います。9時過ぎには駐車場に戻りました。駐車場は満杯。バスも何台か止まっています。早出が正解でした。お湯を沸かしてラーメン。椅子を持ち出して少しのんびりしたあと、9時45分ころに出発。途中の東名のPAで少し休みましたが、13時前には帰宅できました。
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朝の駐車場。上下2段の大きな駐車場です。 | こうした沢を何回か渡ります。 | 万二郎岳。 | 万二郎岳を少し下ったところから。少し残っていたツツジ。遠くには風車群も。 | アセビのトンネル。 |
アズマシャクナゲ。 | ブナの巨木。 | 万三郎(1405.6m)の一等三角点。 | ツツジも少し残っていました。 | 霧のブナ林。縦走路と周回路の分岐付近。 |
新緑がまばゆい。 | 苔むした沢。 | このあたりはサルスベリが多い。 | 木漏れ日。 | 満杯になっていた駐車場。 |
2008年6月記