(1) 山行編
2004年7月12日(月)、会津駒ヶ岳を目指しました。前日の11日(日)のお昼前に出発。外環道〜東北道を抜け、西那須野・塩原ICで降り、檜枝岐を目指します。途中高速のPAで休んだり、コンビニで食料をゲットするために少し田島方面に迂回したりもしたため、檜枝岐の中土合公園の広い駐車場に着いたのは18時ころになっていました。あとで、もう1台車が来ました。この日は7時半ころに就寝。一時はかなり強い雨になっていました。気温も17℃くらいで涼しい。
何回か目を覚ましたりして、結局3時半ころに起き出しました。朝食をとったり、荷物の整理をしたりして、ライトが必要なくなった4時過ぎに出発。滝沢口の入り口は4時半ころ。何人かの登山者が準備を始めていました。途中林道をショートカットする道をたどったりしながら、登山道に入ったのは5時ころ。登山道入り口にも何台もの車が止まり、登山者が待機していました。登山道に入ってすぐに、親子連れ(父と高校生くらいの息子)を追い抜きます。初めは急登というほどではないのですが、結構きつい登りが続きます。途中でおそろしく速い人と、かなり速い人に抜かれます。
水場が6時ころ。私を追い抜いた二人もここで休んでいました。何となく一緒に出発。6時50分ころ木道が現れ始めると傾斜も緩くなってきます。ただ、ガスがとれないので視界はよくありません。少しずつ現れる池糖や高山植物に慰められながら登ります。
7時10分に駒ノ小屋(要予約、食事はなし)に到着。ここでまた二人と一緒になります。少し休んでから頂上を目指します。このあたりから残雪が見られるようになります。やったぁー、7時半に会津駒ヶ岳頂上(二等三角点、2132.4m)に到着。少し休んだり、記念写真を撮ったりします。他の二人が中門岳に向けて出発。私も少し遅れて7時45分ころに出発。中門岳への道(木道)は、まさに稜線上の漫歩コース。池糖、残雪、そして高山植物。ハクサンコザクラの群落を初め、いろいろな花が咲いています。
中門岳はこれといったピークはなく、大きな池にここ一帯を中門岳というという柱が立っていました。この池についたのは8時15分。ここで、また三人一緒に。もう少し行くと木道がループを描いてもとに戻るようになっています。ただ、なかなかガスがとれず、展望はききません。もし展望もよかったらほんとうに天上の楽園というところでしょう。他の二人は巻き道を使って齣ノ小屋に戻りますが、私はそれでも淡い期待を持って、もう一度駒ヶ岳頂上に登ってみました。9時20分ころに頂上に到着。だいぶガスは晴れてきたのですが、展望はききません。昼食(?)を食べて待っても改善されないので、小屋に降ります。頂上から小屋はきれいに見えるようになりました。
10時前に小屋に戻ると何人かの登山者がいました。来たときは見えなかった駒ヶ岳頂上もよく見えるようになりました。少し休んで、私は富士見林道(といってもふつうの登山道)の大津岐峠からキリンテに降りるルートをとります。10時ころ出発。このルートに入ってから、まったく人に会わなくなりました。富士見林道の出だしは痩せ尾根でちょっとした岩場もありますが、これを超えると気持ちのいい尾根道。こちらにも池糖があり、木道が設置してあります。だんだん晴れてきて、燧岳や至仏、さらには日光連山も見えるようになりました。写真を撮りながら、のんびりと歩きます。
大津岐峠は11時15分。ここで稜線と別れるので、少し大休止して11時半に出発、キリンテを目指します。こちらは急降下もなく、膝に優しい下山道です。終わり近くの沢で水を汲んだりもしました。キリンテに出たのが、12時50分でした。ここからは国道を30分ほど歩いて中土合の駐車場に戻ります。この日の行程は9時間を超えていました。久しぶりの長丁場。
その後、檜枝岐名物という「裁ちそば」を食べたり、村営の温泉燧湯に入ったりして、14時半ころに檜枝岐をあとにしました。帰途は、御池から銀山湖方面に抜けて、関越道経由にしました。ちょっと寄り道をして巨大な奥只見ダムも見学しました。ダムに通じる奥只見シルバーラインは、たぶんダム建設のために造られた道で、ほとんどがトンネルです。18時ころ小出ICから関越道に乗り、帰宅は21時ころでした。檜枝岐はいいところですが、ちょっと東京からは遠いですね。
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木道が出始めると傾斜が緩くなります。 | 齣ノ小屋近くの池と残雪。 | 頂上での記念写真。 | 中門岳の大きな池。 | この池糖を一周して戻ります。 |
木道がまだ残雪に埋まっています。 | 駒ヶ岳頂上から齣ノ小屋を見下ろします。 | 富士見林道から駒ヶ岳を振り返ります。 | 双耳峰の燧岳、右の後ろが至仏山。大津岐峠から。 | 大津岐峠から日光連山。 |
(2) 高山植物編
花の名前は自信がありません。間違っていたらごめんなさい。
駒ヶ岳周辺の花。これはコイワカガミ | ハクサンコザクラ | ショウジョウバカマ | ハクサンコザクラの群落。まだ花が開ききっていないものが多い。 | 中門岳の池。花の名? |
コバイケイソウ | シャクナゲ | チングルマの花。花が散ったあと、雄しべが伸び続ける。 | ここから富士見林道の花。この花は? | オオバギボシとフウロ |
シナノキンバイ | ミヤマリンドウ | ワタスゲの群落 | イワナシ | コケモモとゴゼンタチバナ |
2004年7月記