2006年11月3日(金)、晴れの特異日ということなので、少し仕事は溜まっていますが、家でパソコンに向かうのは悲しいので、四阿山(あづまややま)を目指しました。先日の浅間山で立派な山容を見たので登りたくなってしまっていました。
3時15分ころ自宅を出発。近くのコンビニで食料と飲み物をゲットして関越道に乗ります。上信越道上田菅平インターで降り、四阿山最短コース、あづまや温泉ホテル脇の無料駐車場を目指します。1台夜を明かしていた車がありました。私に続いてもう1台車が入ってきました。標高は1,500m位のところです。
6時15分ころ出発。最初は別荘地、続いてウシの放牧地を歩きます。何回か牧場のゲートの脇や、ゲートそのもの(単なるアルミの横棒です)を自分でずらして通過します。牧草地を抜けると樹林帯。だらだら登って、標高2,000m(7合目)を通過したのが、7時35分。このあたりの地面は凍っています。
樹林帯を抜けると、登ってきた牧草地、さらには遠く北アルプスが望めます。景色を楽しみながらのんびり登ります(※)。砂礫地帯になると雪になりました。先日降ったようです。左から菅平からの道が合流します。
はるかかなた、少し開けたところをに犬みたいな動物が横切りました。こんな山に犬を連れてきて仕方ないなあと思っていたら、続いてもう少し大きな動物が現れました。立ち止まってこちらの方を見ています。クマだったら嫌だなぁと思いましたが、遠くてよくわからない。とりあえず写真を撮りました。姿を見た途中の樹林にひづめの足跡がついていたので、カモシカとわかりました。カモシカの親子だったようです。クマでなくてよかった。
しばらく行くと、四阿山が立派に見えるところあります。少し急登に見えます。四阿山の直下は植生回復のための少し木道になっていて、右から鳥井峠からの道と合流します。木道にはうっすらと雪が積もっています。
木道を超え、少し砂礫の道を頑張ると頂上(2,354m)です。頂上はは8時50分。小社が二つあり、奥の方が高いところにあります。それぞれの小社には先に着いた登山者が休んでいました。私はさらに奥、一番高そうなところで休むことにしました。少し空気の透明度は悪いのですが、それでも360°大展望。遠くは北アルプスの山々、近くは浅間や草津白根。おやつのパンを食べながらゆっくり楽しみます。ところが大失態。テルモスにお湯は入れてきたのですが、肝心のインスタントの飲み物を車に置き忘れてしまっていました。お湯でパンとチーズを食べます。少し悲しい。
9時半ころ下山開始。標高2,000mに戻ったのは10時20分。あづま温泉の登山道入り口は11時半でした。おなかがすいていたので、駐車場でお湯を沸かしてカップラーメン。少し休んでから、行きと同じく上田菅平インターから上信越道に乗り、途中の佐久PAで仮眠をとり、渋滞はなかったのですが、今回は所沢インターで降りてみました。かつて母が新所沢の病院に入院していたので、よく通った懐かしい道を通ってみました。少し変わっていたところもありましたが、だいたいは以前通りでした。
自宅近く、行きつけのガソリンスタンドで給油して帰宅したのは5時前でした。430kmくらいをガソリン35L位で走ったので、燃費は約12km/Lです。
(※) 数日前から腰が痛く、こわばっている感じだったので、ゆっくりと歩けば直るかと思ったのです。当然ダメでした。急登・急降下がない山でよかった。四阿山は百名山の一つ、それも連休中の好天のわりにはすいていました。
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牛が放牧されている牧草地を通過します。 | 登山路から見る湯ノ丸山。後ろは八ヶ岳。 | こちらを見ているカモシカ。 | 鳥居峠からの道。後ろは浅間山。 | 草津白根方面。 |
北アルプス白馬。 | 穂高連峰と槍ヶ岳。 | 頂上で記念写真。 | 下山途中、菅平を見下ろす。 | シラカバの林。 |
2006年11月記