2016年8月29日〜31日、台風10号が近づく中、裏磐梯と喜多方・会津に行ってきました。
(1) 1日目(8月29日)
朝、8時過ぎにネコを動物病院へ預かってもらいに行きます。その後出発。久しぶりに富士見街道から外環道を目指すことにしました。富士見街道はそれなりに混んではいましたが、渋滞はなく大泉ICから外環道に入ることができました。その後は順調。ただ、近づいてきている台風10号の影響で、断続的な豪雨という状態でした。それでも磐越道に入るころには、雨が降ったり日が差したりという天気になりました。天気が安定しないので、猪苗代・磐梯高原ICで降りて459号で直接裏磐梯を目指します。
途中、459号沿いにおそば屋さん十楽があったのでそこで昼食とします。五色沼の駐車場に着いたのは13時40分頃。五色沼を散策します。天気は相変わらず、日が差したり、雨が降ったりです。雨といっても木々の中なので雨具の必要はない程度でした。毘沙門沼側から入り、最後の柳沼まで写真を撮りながらゆっきり歩いても1時間強程度です。柳沼側の駐車場にあるお土産屋さん(裏磐梯物産館)で一休み。そのあと来た道を引き返します。
その後、できたら磐梯山中腹にある銅沼(あかぬま)へ行こうかと、スキー場駐車場まで行ったのですが、16時半近くになりクマ目撃情報の多い山道、人気もないので断念しました。
宿泊は休暇村裏磐梯です。数十年前、ここのテント場で過ごしたこともあります。今日は本館に泊まります。食事は「福島牛たっぷり陶板焼きと会津野菜」に馬刺しをプラスしたものを予約時に頼んでおきました。お酒もいろいろありますが、会津限定という廣木酒造の泉川にしました。バイキングの方もご自由にと言われましたが、とてもそこまでは食べられませんでした。献立表はこちら。
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昼食をとった十楽。 | 隣はそば畑。 | 天盛りそば(1,300円) | メニュー | 裏磐梯・五色沼のうち、一番大きい毘沙門沼。 |
毘沙門沼にいた錦鯉。 | 縁が赤い赤沼。鉄分が沈着しているようです。 | みどろ沼。 | 弁天沼。 | ちょっと見づらい瑠璃沼。 |
青沼。ウカミカマゴケが繁殖しているためにこのような色になっているそうです。 | 散策路最後の柳沼。 | 福島牛たっぷり陶板焼きと会津野菜の玉手箱コース。 | 福島牛の陶板焼き。 | 馬刺し。お酒(泉川)はこちら。 |
(2) 2日目(8月30日)
前日早く寝てしまったので、6時前に目が覚めました。早速朝風呂に。人がいないのでのんびり。その後朝食。朝食はバイキングでした。かなり強い雨が降っているので、出発を急ぐことはありません。9時ころまでのんびりしていました。
雨でも大丈夫なところということで、まず磐梯山3Dワールド、ついで同じ経営らしい磐梯山噴火記念館です。お互い道を挟んだ両側にあります。3Dは約20分、噴火と現在の磐梯山の四季の紹介画像です。噴火記念館も噴火の記録と磐梯山の自然がテーマです。こちらのは展望塔もありますが、この日は展望がありませんでした。
次いで向かったのは五色沼入り口近くの諸橋近代美術館。ここはダリの作品をたくさん集めています。このときは企画展として「ハロー、クルック(P.J.クルック)〜共感する記憶〜」をやっていました。ダリの彫刻がたくさん展示されていました。日本人個人でこんなにたくさん収集している人がいるとは知りませんでした。創設者諸橋廷蔵氏は郡山に本社を置くスポーツ用品小売業のゼビオ株式会社の創立者でもあるそうです。クルックも個展会場で展示されていたものもまとめ買いしたそうです。
外に出ると相変わらずの豪雨です。そのために山越えの磐梯山ゴールドラインは避けて、国道459で喜多方を目指すことにしました。お昼をかなり回っていたので、途中の道の駅裏磐梯で昼食と考えましたが、寂しそうだったのでパスして、喜多方に直行しました。
広い駐車場があるラーメン館に車を止めます。ラーメン館はお土産ばかり(屋台は悪天のためかお休み)なので、昼食は近くの「まこと食堂」にしました。有名店らしく行列のお店です。基本座敷、テーブル席もあります。少し待ってから中へ、さらに注文してからも少し待ちます。店の感じと同じく味もレトロな感じです。美味しい。
食後、今度は会津若松を目指します。カーナビにはない高速道路(無料)、会津縦貫北道路というのができていてあっさり会津若松に到着。とりあえず、末廣酒造嘉永蔵を見学します。お酒の造り方の説明後は、野口英世とこの蔵の関係の説明になりました。見学後、ショップによって少しお土産を買い込みます。買い物が終わって外に出ると、ようやく雨も小降りになってきました。あとは宿屋を目指すだけ。
この日の宿は東山温泉今昔亭です。東山温泉の中では一番奥まった場所にある静かな旅館です。かつては個人の別荘だったそうです。こんなに大きな建物、個人でどうやって使っていたのだろう。お風呂は一つだったものを男女に分けたので本当に狭くて申し訳ありませんと女将が何回もいっていましたが、それでも結構な広さがありました。
夕食は「川とこ」の予定でしたが、豪雨のため川の状態が悪く中止となりました。「お詫び」ということで食事内容のグレードアップ+お酒サービスとなりました。完食したらお腹いっぱい。献立表はこちら。
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休暇村の露天風呂。雨が降っています。 | 内湯です。 | 休暇村の放射線量値は0.07μSv/h、とくに高い値ではありません。 | 伏角はプラス69°くらいを示しています。理科年表では51°くらいなので大き過ぎます。自宅では52°くらい(理科年表では49°)なので、少し大きめに出るようですが、それにしても。 | 朝食はバイキングでした。 |
磐梯山方面。何も見えません。 | 9時過ぎ、休暇村を出発します。 | 磐梯山3Dワールド。 | 磐梯山の3D画像。 | 磐梯山噴火記念館。 |
裏磐梯のジオラマです。 | 噴火記念館の展望塔から磐梯山方面を見ています。前の白い建物が3Dワールドです。 | ダリの作品をたくさん集めている諸橋美術館。 | 美術館の外は豪雨です。 | まこと食堂。 |
まこと食堂の座敷。長押にはたくさんの色紙が飾られています。 | まこと食堂の廊下。奥が深い。 | いろりもあります。 | チャーシューメン。 | メニューはこれのみ、至ってシンプル。 |
末廣酒造嘉永蔵。 | お酒の造り方を見学できます。 | 野口英世との関係が深いようです。 | 今昔亭のお風呂。 | 逆方向から。 |
夕食(先付け、造りなど)。 | 夕食(和牛サーロインしゃぶしゃぶなど)。 | 夕食(鮎)。 | 夕食(蓮根万頭)。 | 夕食(郷土料理の小露(こづゆ)など)。 |
(3) 3日目(8月31日)
朝、姉妹館の原瀧のお風呂に入りに行きます。原瀧にはバスタオルがお風呂に置いてないということで、今昔亭から持って行きます。今昔館と原瀧の間の「川とこ」があります。原瀧に行く前に東山温泉の一番下流側の向瀧まで散歩です。原瀧に戻り朝風呂。原瀧には中国人の団体が入っていました。今昔亭に戻って朝食です。
この日は台風一過、とてもいい天気になりました。でも、食後もなんとなくだらだらしていたので、出発は9時過ぎでした。まず、白虎隊最期の地、飯盛山です。近くの市営駐車場(無料)に車を入れて、飯盛山を登ります。鶴ヶ城から火の手が上がっていたのを落城と誤解して若い(まだ少年)の隊士たちが自刃してしまった場所です。自刃の場というとこまで行くと確かに鶴ヶ城が見えます。ただ、その前に細い塔(NHKの電波塔)が立っていて、どうしても重なってしまいます。少し残念。戻るとき、ついで近くのさざえ堂に寄ります。タモリの「ブラタモリ」でも紹介されていた不思議な塔です。内部はらせん状の登りになっていて、最高部に達すると今度はそのまま下りになります。つまり、一方通行で登りと下りが別になっていて、下るときに登る人とすれ違うことはありません。
次いで向かったのは、お城に近いところにある宮泉銘醸です。裏の大きな駐車場に車を入れて、細長い建物を通り抜けて表通りに面したショップを訪ねます。お目当ては「写楽」です。ところが、写楽は契約したお店に卸しているだけで、ここでは売っていないということでした。会津若松市内でも扱っているのは3軒だけということでした。3軒に行っても今あるかはわからないということでした。とりあえずこちらもで少し買ってから、そのお店の一つ、一番近い植木屋さんに行ってみることにしました。ありましたが、1人1本の限定、東京に車で持ち帰る途の車内の温度を考えるとクール宅急便で送った方がいいというので、宮泉醸造で買ったものも含めてクール宅急便で送って貰うことにしました。
その後、鶴ヶ城の見学。西出丸駐車場に車を入れて、天守閣に向かいます。もちろん再建された天守閣です。5層目の天守は展望台になっています。360°の展望です。飯盛山ではじゃまになったNHKの電波塔も、飯盛山の方角を確認するのに役立ちました。
お城見学のあとに七日町通りを散策することにします。少し離れた市営の無料駐車場に車を入れて歩きます。七日町通りは水曜日は定休の店が多かったようです。それでも通りを一通り歩きました。
最後に会津若松駅へ。ここで買いそびれたお土産を買い、さらにエキナカのおそば屋さん(一檜庵)で昼食です。あとは帰るだけ。会津若松ICから磐越道に乗り、東北道へ。那須高原SAで1回休み、中央道まで繋がった圏央道経由で戻ります。ところが、圏央道が事故渋滞。目標だった19時をほんの少し回ってしまいましたが、預けていたネコも引き取って帰宅しました。
4K動画です。youtubeにリンクしています。
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東山温泉の放射線量値は0.07μSv/h。 | 伏角はやはり69°くらい。大き過ぎます。 | 由緒ありそうな建物の向瀧。 | レトロな温泉街の雰囲気を醸し出す射的場。 | 今昔亭の姉妹館原瀧。 |
原瀧内湯。硫酸塩泉、源泉の温度56.5℃だそうです。 | 原瀧露天風呂。後ろの小さな滝が、昨日の豪雨で大迫力。 | 食事する予定だった「川とこ」。 | 今昔亭の朝食。 | 飯盛山への階段。横にエスカレーターもあります。 |
白虎隊士の墓。 | 白虎隊自刃の地付近から鶴ヶ城方向を望みます。 | 拡大しました(200mm相当)。白い塔の右に天守閣が見えます。 | さらに拡大しました(800mm相当)。白い塔はNHK福島放送会津若松ラジオ中継放送所のもののようです。 | さざえ堂です。 |
さざえ堂の入り口。 | さざえ堂の内部。 | さざえ堂から会津若松市を望みます。 | さざえ堂(きゅうしょうそうじさんそうどう)の説明板。 | 戸の口堰洞穴。猪苗代湖からの疎水。白虎隊が逃げ帰った抜け道。 |
飯盛山登り口の自動販売機は白虎隊。白虎隊の飲み物はありませんでした。 | 宮泉銘醸。駐車場側。 | 写楽の看板。ただしお酒の瓶には浮世絵は使われていません。 | こちらがショップの入り口です。 | 鶴ヶ城の天守閣と鶴ヶ城キャラの「お城ボくん」。赤い屋根瓦が特徴。 |
天守閣から飯盛山方面を見ています。 | 天守に飾られていた新島八重。 | 七日町駅。 | 七日町通りを走るレトロなボンネットバス(街なか周遊バス)。 | 七日町通り。 |
鶴乃江酒造。 | 通りの外れの方にある漆器屋さん。 | 会津若松駅。 | 駅の中のおそば屋さん一檜庵。 | 天ぷら重ねざるそば(1404円) |
2016年9月記