ブラジルとギアナ高地（8月20日）

イグアスの滝観光（アルゼンチン側、悪魔ののど笛）

　6時45分、かなり濃い霧の中、ホテルを出発。この日の午前中は、アルゼンチン側からイグアスの滝を見に行きます。7時ころ国境を越え、アルゼンチン側に入ります。少し行くと、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイの三国の国境が一点で接する場所（トリプル・ジャンクション）があるので、まずそこの見学です。とはいっても、濃い霧のため何も見えませんでした。

　しばらくすると、霧の後ろから朝日が見え出しました。天気はよくなりそうです。アルゼンチン側の国立公園ではトロッコ列車に乗り、滝に近づきます。トロッコ列車の終点から、悪魔ののど笛まで川の上に渡した遊歩道が続いています。約15分で、悪魔ののど笛の展望帯に到着。こちらはブラジル側と異なり、悪魔ののど笛の落ち口から見下ろす展望台です。大迫力。しばらく展望を楽しみます。

　悪魔ののど笛を楽しんだあと、再びトロッコ電車に乗って少し戻った中間駅で降り、少し歩いていくつかの滝を見学します。イグアスの滝はこれらの滝の総称ということになります。滝を見学した後、再び中間駅からトロッコ電車に乗って、国立公園の入り口に戻ります。

　アルゼンチン側の滝を見学したあと、再び国境を越えブラジルに戻ります。昼食はブラジル風（？）イタリア料理でした。次から次に、いろいろな料理が出てきます。

　昼食後はまず、巨大なイタイプー・ダムの見学です。ブラジルとパラグアイが共同で作った、長さ8km、高さ196m、出力70万kW/時、ブラジルの電力の70％、パラぐらいの電力の90％をまかなっているそうです。コンクリート、ロック・フィルを組み合わせて作られています。巨大すぎて全体を見ることができません。ダムの敷地内にはカピバラが住んでしました。

　ダム見学のあと、ブラジル側のイグアスの滝国立公園でアドベンチャー・ボートに挑戦です。まず、電動車に乗り、ついて４WDに乗り換え、ボート乗り場まで下ります。乗り場ではずぶ濡れになった人が降りてきます。

　少し待ったあと、いよいよ救命胴着を付けてボート（24名乗り）に乗り込みます。上はゴアのレイン・ウェアをしっかりと着込んで、下はどのみち濡れてもいいように水着にしておきました。後続の人が少し遅れたためか（これがこの日の最終便のため、最後の人待っていた？）、まず下流に向かって時間稼ぎ、ターンのデモなどをやってくれました。乗り場に戻って、遅れた現地の若い人がたちを載せてからいよいよ上流の滝に向かいます。

　所々流れの激しいところもあり、急ターンを繰り返して乗り切ります。いよいよ滝が近づいてきます。カメラをしまってくださいというアナウンスが後ろから伝わってきます。防滴を謳う一眼レフですが、万一のトラブルを考え防水袋にしまって、防水のコンパクト・デジカメで動画（ハイビジョン）撮影をすることにしました。

　滝の突入は、バケツをひっくり返して水をかけられたような感じと聞いていましたが、とてもそんなものではありません。水の塊をぶつけられたような感じといった方がいいと思います。ボート内は大盛り上がり。結局滝には4回ほど突入しました。

　冷えた体で船着き場に戻ります。もう夕暮れの時間帯になっていました。ホテルが近いので助かります。夕食ではワインも飲んでみました。

　この日は6時45分ホテルを出発、ホテルに戻ったのが19時、丸一日めいっぱい楽しみました。

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公園の入り口ではたくさんの鳥が出迎えてくれました。青い鳥はこちら。	トロッコ列車で悪魔ののど笛の遊歩道を目指します。	落ち口が見えてきました。	まさに落ちようとしています。	悪魔ののど笛の落ち口です。
これが悪魔ののど笛です。	空には多くのアマツバメが舞い、滝の後ろの巣に突っ込んできます。	滝の上部です。	轟音とともにほとばしり落ちる水。	ここにもアマツバメ。アマツバメにも2種類いるようですが、とても区別は付きません。
展望台を振り返ります。	トロッコ列車の終点で見た鳥。	トロッコ列車の運転席。	向こう側の展望台が見えます。	はるか下に落ちていきます。
滝の落ち口。さらなる拡大はこちら。	トカゲが出てきました。	きれいなチョウ。	アルゼンチン（左）、ブラジル（右）の色に塗り分けられた、国境をまたぐ橋です。	昼食（一部）です。
イタイプー・ダムの発電機の送水管。人と比べるとこの大きさです。	滝に向かう電動車。さらに４WDに乗り換えます。	ボート乗り場です。	ボートはこんな感じで疾走します。	船体を大きく傾けて急ターン。
		イグアスの滝に突入する動画です（約2分45秒、102MB）。
滝が近づいてきました。	突入体制に入ります。	youtubeにリンクします。	満月に近い月です。南半球なので右側が欠けています。	体冷えてしまったので、ワインも頼みました。

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