パタゴニア2020(これぞ南半球!)

 今回の旅行で撮影した、「これぞ南半球!」という映像をまとめました。

shadow.jpg (399941 バイト) パラボラと影の向き

 南半球では、放送衛星(静止衛星)受信用のパラボラアンテナは北を向き、また太陽の光による影は南に延びます。左の写真をクリックすると、そのような画像をご覧いただけます。
dip.jpg (95008 バイト) 伏角

パタゴニア各地とブエノスアイレス、さらに東京での伏角(地磁気三要素の一つ)です。方位磁石を重心で吊しても水平にはならず、北半球ではN極が下を向き、南半球ではS極が下を向きます。下を向く角度(伏角)は場所によって異なります。一般的には、(磁極に対する)緯度が高くなるほどその角度は大きくなります。左写真をクリックしてご覧ください。


 地磁気については下を参照。
https://www.s-yamaga.jp/nanimono/chikyu/chijiki-01.htm
https://www.s-yamaga.jp/nanimono/chikyu/chijiki-02.htm

southern cross.jpg (232477 バイト) 星と月

 南半球で見る星(星座・星雲)と月です。南半球でのオリオン座は北の空に見えて、北半球とは上下(左右)が逆に見えます。また、南十字星やマゼラン星雲もよく見えます。月も上下(左右)逆転して見えます。月齢約6日の月を写真です。 左の写真をクリックしてご覧ください。

 

 

星の日周運動

 左の写真をクリックすると、南半球での星の日周運動の様子(動画)をご覧いただけます。
 北半球でのオリオン座は南の空を東から西へ右回りに動いて見えますが、南半球でのオリオン座は北の空を東から西へ左回りに動いて見えます。また、北半球での天の北極(北極星)のまわりの星(たとえば北斗七星)は、天の北極を中心に左回りに回転しますが、南半球での天の南極のまわりの星(たとえば南十字星)は、天の南極を中心に右回りに回転するように見えます。

番外

 低気圧(台風)や高気圧の渦の向きは、地球の自転によって生ずる”コリオリの力”のために、北半球での低気圧の渦は必ず左巻き、南半球では右巻きになります。しかし、洗面所程度のスケールではコリオリの力は効いてこないので、洗面所や浴槽の排水口にできる渦の向きは不定です。

 左は、南緯約51°のデル・パイネホテルの洗面台の排水口で、右巻きも左巻もできる動画です。クリックしてご覧ください。

 なお、コリオリの力についてはこちらを参照。
https://www.s-yamaga.jp/nanimono/uchu/tentaitoshitenochikyu.htm

 

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