クレラー・ミュラー美術館、ハイネケン博物館
この日は息子のうちに泊まる予定なので、朝、ホテルをチェックアウトし、荷物を息子の部屋に移動します。昨日の夜は歩いた道ですが、スーツケースがあるのでトラムを使いました。
まずクレラー・ミュラー美術館に行くことにしました。まずトラムでアムステルダム中央駅に、ここで食糧(パンと飲み物)を仕入れて、8時55分ころの電車に乗ります。アムステルダムから電車で1時間ほどのエーデ・ワゲニンゲン駅まで行く直通電車は1時間に1〜2本程度しかありません。時刻表の確認や切符の購入は息子に任せました。電車の中で朝食です。
エーデ・ワゲニンゲン駅前は閑散としていますが、それでもバスのターミナルらしく、いろいろな方面のバスが出ています。美術館へは108番系統に乗り、オッテルローでマイクロバスに乗り換えます。雨が強く降り出しました。バスは途中、デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園の入り口で停車します。ここで公園+美術館のチケットを買います。ここには無料の白い貸し自転車がおいてあるので、これを使って美術館まで行くことも可能ですが、この日は雨なのでそのままバスで行くことにしました。
マイクロバスの停留所から美術館へは少し歩きます。この美術館はクレラー夫妻個人のコレクションだったものを、広大な公園とともに夫妻が国に寄付したものだそうです。現在この公園は国立公園になっています。個人コレクションとしては大変なもの、とくにゴッホの絵がたくさんあります。ちなみに、アムステルダム市内のゴッホ美術館は新装になったばかりということもあり、大変な行列でした。こちらはゆっくり見ることができます。
館内のカフェで少し休みます。不安定な天候の晴れ間を狙って、外に出ることにしました。広い庭にも「作品」が点在しています。でも外に出てまもなく、また強い雨となりました。雨に濡れたデュッブフェ「エナメルの庭」は滑って大変でした。
館内に戻ってみると、こんな交通の便の悪い美術館なのに、かなりのお客さんが入っていました。まあ、ほとんど車で来る人たちでしょう。それにしても早出で正解でした。
来るとき雨で慌ててしまって、帰りのバスの時刻を確認しないできてしまいました。適当に(13時20分ころ)美実を出て、バス停に行ったらバスは1時間に1本程度、バスが来るまで約30分ほど待つことになりました。無料貸し自転車でオッテルローまでという手もあったのですが、また強い雨になったので、バスで正解でした。
オッテルローからのバスは、乗り合いバスなのにかなりの速さで飛ばします。エーデから電車に乗り、帰りはスキポール方向に分岐し、アムステルダム南駅で降りました。ついでハイネケン博物館を目指します。
アムステルダム南駅からトラムに乗り、旧アムステルダムへ。あとは歩いてハイネケン博物館に行きました。ここは醸造所の跡地を博物館にしたものです。かつては入場料2ユーロ試飲3杯だったそうですが、いまは18ユーロ試飲2杯(+小さいカップ1杯)になっているので、“元”はとれません。それでもまさにハイネケン・テーマパークというように作られていました。実際、「あなたをビールにする(brew you ride)」という乗り物(映像、音、振動、噴き出る水)までありました。
ハイネケン博物館から息子の家まではそう遠くないので、歩いて行くことにしました。息子の家で、久しぶりにバスタブに浸かることができました。この日の夕食は「残り物」で作った和食でした。疲れていたので、夕食後あっという間に寝てしまいました。
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アムステルダム中央駅。 | 車窓から見るオランダの田園。 | エーデ・ワゲニンゲン駅。 | 108番系統のバスに乗ります。 | バスの車内。 |
こちらはマイクロバスの車内。 | チケット売り場。 | チケットです。 | 美術館入り口。 | ピカソの「立ち姿のヌード」。 |
ハンス・バルダング・グリン「ビーナスとアモール」。 | ゴッホ「アルルの跳ね橋」。 | ゴッホ「糸杉と星の見える道」。 | 館内のミュージアム・ショップ。 | 晴れたので外に出ました。いくつかの作品が見えます。 |
デュッブフェ「エナメルの庭」。この庭に入るにはこの入り口しかありません。 | このキャンピングカーみたいなものも作品です | 子供たちが「作品」で遊んでいます。こういうの、いいですね。 | 美術館をあとにします。 | オッテルロー方面マイクロバスがやってきました。 |
オッテルローからエーデへのバス。かなり飛ばします。 | アムステルダム南駅。 | 賑わいを見せるアルベルト・カイプ通りの市場。 | ハイネケン博物館。この馬車はまだ実際使われているそうです。 | 水と小麦、ホップと酵母が味の決め手と訴えます。 |
蒸留タンク。 | いいビールとはこのようなビールという説明。長い。 | お待ちかねのビールの試飲。 | 観光バスのようです。 | 息子宅近くのスーパーマーケット。 |
エーデからクラレ-・ミュラー美術館へ(google mapに加筆) | 行きと帰りの電車路線(google mapに加筆) |
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