軽井沢小瀬温泉ホテル

2019年10月24日、25日で、65年ほど前に行ったことがある軽井沢の小瀬温泉ホテルが懐かしく、行ってきました。

(1) 1日目    (2) 2日目  

(1) 1日目(10月24日)

 朝9時20分ころ家を出発。この時間だと関越道練馬ICまでの渋滞が予想されるので、圏央道経由で関越道に出ました。まず、先日の台風ハギビス(19号)がもたらした大雨で満水になったという八ッ場ダムを目指します。渋川伊香保ICで降り、吾妻線沿いに西に行きます。だんだん雨になってきました。ダムの手前の道の駅あがつま峡(天狗乃湯)で、けんちんうどんの昼食。ここらは、ダム(ダム湖)展望台の「ダム見放し台」は近い。10月1日から湛水を初め、当初の予定では満水までに数ヶ月はかかるだろうと予想されていましたが、台風ハギビスの大雨のために一昼夜で満水になってしまったそうです。たしかに見放し台に登ってみると、茶褐色の水が満々とたたえられていて、今年の6月の写真とはまったく様子が違っていました。また、ここにはおそば屋さんとうどん屋さんもあり、ここで昼食にしてもよかったと思いました。

 そのあとは浅間山の天明(1783年)の噴火の跡をたどります。浅間山の噴火についてはこちらを参照。

 まず鎌原観音堂を目指します。もっと単純に行けると思いましたが、カーナビは複雑な道を指定します。通行止め情報でも入ったのでしょうか。とりあえず、観音堂の真上にある郷土資料館の駐車場に車を入れます。細い道ですが駐車場を少し通り過ぎた左手に観音堂へ車で行ける道もあります。でも、資料館から歩いてもすぐです。かつて50段あった観音堂の階段のうち、下の35段(約6m)が火砕流に埋まってしまったのです。発掘調査ではその階段から二人(中年女性と老年女性、たぶん親子)の遺骨が発掘されました。お母さんを背負って階段下まで辿り着いたが、階段を登ることができなかったのだろうと考えられています。

 次は鬼押出し園です。このあたりからプリンスホテルが管理する有料道路になります。まず鬼押しハイウェイ(260円)。一時止んでいた雨がまた降り出しました。チケット売り場で火山科学館との共通券を買います。鬼押出し園の遊歩道は、レインウェアの上を羽織って歩きました。結構寒くなってきました。ヒカリゴケが何ヶ所かにあるようですが、日の光がないのでわかりませんでした。あと当然ですが、噴火後230年も経ったので、溶岩の上に生えた木々がだいぶ生長していました。子供のころはまだそんなでもなかったと思います。

 その後、火山博物館です。雨ということもあり、他に客がいませんでした。お土産コーナーに、あまり他では見ない非常食があったので思わず買ってしまいました。併設のレストラン華山では、ここで購入した非常食を食べることできるようですが、この日はすでにしまっていました。

 火山博物館を出て元の道に戻ります。カーナビがなぜかまた大回りの道を指示します。有料道路は鬼押し出しハイウェイから、白糸ハイランドウェイ(小瀬温泉まで400円)に入るころから霧が濃くなってきました。フォッグランプは自動では点灯しないので、手動で点灯して走ります。小瀬温泉ホテルには17時頃に着きました。旅館の前に小川が流れていたという記憶の通りでした。建物の記憶はありませんでした。

 夕食はジビエ(鹿肉)料理にしました。昔は鯉尽くしだったはずです。あと、部屋にはコオロギが出没しました。何度の燻蒸しても出てくるそうです。まあ、人畜無害ですから。

koseonsen-01.jpg (140841 バイト) 左の画像をクリックすると、この日のアルバムをご覧いただけます。

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(2) 2日目(10月25日)

 朝食は典型的な和食。ふだんは朝食はごくごく簡単なものばかりですが、おいしいので思わずたくさん食べてしまいました。

 この日は朝から雨です。アウトドアを避けて、軽井沢では美術館巡りです。まず、軽井沢タリアセン内にある深沢紅子野の花美術館。タリアセン正門近くの駐車場に車を入れてしまいましたが、チケット売り場の方「ここから入るとタリアセンの入場料が必要になるので、美術館近くの駐車場の方がいいですよ。」と教えられました。ということで、車を移動します。明治40年には郵便局だったという緑色の2階建ての建物が美術館です。1階はカフェ・レストラン、美術館は2階になります。

 その後、軽井沢の中心に近い場所にある脇田美術館へ。建物隣の空き地に車を止めていいということで、そこに駐車します。昔の文化人は軽井沢に広大な土地を持っていたようです。

 雨は続きます。晴れていれば清里を経由して中央道で帰ろうかと思っていましたが、上信越道で帰ることにしました。碓氷軽井沢ICまでも、結構な山道でした。昼食は藤岡ICで降りて、こんにゃくパークのこんにゃくバイキングを目指すことにしました。カーナビがまた変な指示、交差点を右折すればすぐという看板があるのに、左折を指示します。今回はカーナビを無視して右折したら、たしかにすぐでした。まだ建物の外、ここからバイキングまで70分というところに人びとが座っていたので、びっくりしました。でも、単に座っているだけで、行列が並んでいるわけではありませんでした。入り口で簡単なアンケートを書いて入場(無料)、まずバイキング(無料)に向かいました。内容はアルバムを参照。ついで、工場見学、さらにはお土産コーナーを回ります。どうしても、お土産を買ってしまうので、工場側は損はしていないのだと思います。こんにゃくパーク自体はヨコオディリーフーズという会社がやっています。西武ライオンズ声援感謝セールをやっていたので、西武系のようです。

 その後、再び富里インターから高速道路にに乗って、関越道へ。帰りはまた圏央道経由にするか、そのまま練馬IC経由にするか迷いましたが、途中で圏央道の渋滞の方が関越道の渋滞より酷いという情報が入ったので、そのまま練馬ICに向かいました。関越道に入ってから猛烈な雨になりました。途中、アイサイトの追従モードで設定速度を上げられるが下げられないというトラブルがありました。二度目の現象です。何回かアイサイトを解除・再設定を繰り返したら治りました。練馬ICからは環八経由ではなく、富士見街道経由で帰りました。

koseonsen-02.jpg (455883 バイト) 左の画像をクリックすると、この日のアルバム(静止画)をご覧いただけます。

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2019年10月記