12月24日:アトラス山脈を越えてエルフードまで

 この日は基本的に移動日です。

 朝、外を見たら満月状態の月がきれいに見えました。少し、終日の晴を期待してしまいましたが、結果的には晴れ・曇り・雨・みぞれとめまぐるしく変化する1日になりました。

 この日は少し早い、8時15分出発です。山道に入ると、道の両側には何カ所か石を積んで小さな台にしているところがあります。ローズマリーなどの蜂蜜を売っている場所だそうです。たしかに、ちらほらと蜂蜜を入れた瓶が置いてあったり、実際に蜂蜜を売っている人も見かけました。

 1時間ほど走り、モロッコ唯一の私立大学があるというイフレンという街(少しヨーロッパ風の街)で休憩。山羊のミルクを入れたというミルクコーヒーを飲みました。

 標高が高くなると、遠くには雪を抱いた山々も見え始めます。羊や山羊を放牧している姿もよく見ました。10時50分ころ、標高2178mのザダード峠で少し写真タイム。まわりは雪景色です。どこからか、ロバを連れた子どもたち(大人も)がやってきました。もちろん、有料(5DHくらい)で撮影させるためです。

 この峠は、だんだん標高が高くなり、その標高の高いところをしばらく走る道の中での最高点というもので、日本の峠のように峠の両側が俯瞰できるというものではありません。峠の両側もなだらかな山道が続いています。

 さらに1回、ドライブインでの休憩が入ります。ドライブインはカバブも売っているようで、それようの羊肉がぶら下げてありました。さらに1回峠越えがあります。このあたりから見えるはずのアヤシ山(3737m)は、雲の中で見ることができませんでした。

 昼食はミデルトという街の、その名もカスバというレストランで淡水魚料理(マス?)のホイル焼きでした。昼食を食べたレストランの近くには化石やさんもありました。途中でも化石やさんを見かけたので、この辺りはたくさん化石が出るようです。中をのぞいたら、おもにアンモナイトや魚の化石でした。

 もう1回休憩を入れたドライブインのまわりにはおもしろい形、地層が見られる山々、遠くには雪を抱いた山々も見えました。さらに進むズィズ川が刻んだズィズ峡谷、またズィズ川のまわりには緑のオアシスという風景になります。

 局地的に激しい雨が降っているようで、雨を落としている雲、あるいは雨に夕陽が当たってできた虹などを見ることができました。

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ほぼ満月。 ヨーロッパを思わせるイフレンの街並み。 冷たい雨やみぞれが運転席の窓をたたきます。雪を抱いた山も見え始めます。 ザダード峠は雪景色。アトラス杉がクリスマスツリーに。 ザダード峠のロバ。
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昼食の魚のホイル焼き。 ミデルトのレストラン・カスバ。内部はこちら 地層がよく見られる山。テーブルマウンテンみたいな山はこちら 車窓から見たきれいな虹。太い根本だけの虹はこちら ズィズ川沿いのオアシス。

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