この日から観光開始。まず朝食は、だいたいいずこも同じバイキング形式。その後少しホテルの外を散歩します。雨が降っていましたが(モロッコは雨季)、それほど寒くはありません。近くのヤシの並木を見たり、泊まったホテルを外から見たりしました。
9時にホテルを出発。車で1時間半程度のラバド(モロッコの首都)を目指します。ラバドではまず王宮の見学。広大な式地に立派な王宮です。天気もよくなり、Tシャツで十分。
次に王宮から車で10分程度の距離にある、現在のモロッコ王国建国者モハメド5世の廟と、同じ敷地内の未完成で終わってしまった高さ44mのミナレットであるハッサンの塔。敷地の入口には騎馬兵がいました。また敷地内モスク跡の大理石の柱がたくさん残っています。
また車で移動。ウダイヤのカスバです。カスバとは城塞、あるいは壁に囲まれた邸宅を指すようです。このカスバ内には大勢の人たちが住んでいます。
カスバの外に出て、近くのシーフード・レストランで昼食。モロッコのビール(10DH)もおいしい。モロッコはイスラム圏ですが、アルコールはとくに外国人に対して厳しくありません。
昼食後、再び車で古都メクネスを目指します。この日は局地的に晴れ、薄曇り、雨の天気で、車の中から虹が見えたり、幻日が見えたりもしました。風景も海岸沿いを走るカサブランカからラバドまでと違い、起伏も出てきます。畑が多く、また羊や山羊などが放たれているのは同じですが。メクネスに近づくとコウノトリがたくさん見られるようになりました。
世界遺産メクネスでは、まずメディナ(旧市街)のエル・マンスールの門を目指します。分厚い3重の城壁に囲まれたメディナの門の一つ、エル・マンスールの門近くはすごい雑踏です。犠牲祭あけなので、市民の出足は遅かったらしく、静かだったラバドとは大違い。
車を降りて歩き始めます。少し寒くなってきたのでさすがにTシャツでは無理、でも綿の長袖カッターシャツで十分。まずマンスールの門。門の前、道を隔てた反対側はすごい雑踏で、たくさんの人の輪があります。その輪の中心には大道芸などが演じられているようです。また、このあたりは観光用の馬車がたくさん待機しています。少し歩いてムーレイイスマイル廟に。残念ながらこの日は閉鎖されていて、中に入ることはできませんでした。
でも、近くの高い城壁の上にはいくつものコウノトリ(厳密にはシュバコウといい、極東のコウノトリとは別種)の巣があり、またに日没する太陽がおもしろい光学現象を見せてくれたので楽しかった
あとは車に乗り、1時間ほどでフェズのホテルまで。ホテル到着したのは18時半頃になっていました。夕食はバイキング形式でした。
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朝食はバイキング形式。 | ホテルのベランダから見たヤシの並木道。 | 花の向うに王宮が見えます。 | 王宮正門から、少し門の内側をのぞけます。 | そびえ立つハッサンの塔。後ろの海は大西洋。左後ろにウダイヤのカスバが見えます。 |
モハメド5世の棺。右奥のコーランの拡大はこちら。廟の外観はこちら。 | 入口を守る騎馬兵。見物してる子どもの拡大はこちら。 | 廟と塔の敷地を囲む城壁に穿かれた足場用の穴はハトの巣になっています。 | ウダイヤのカスバからハッサンの塔が見えました。 | カスバ内のネコ。 |
迷路のようなカスバ内の道。青い空と青いタイルがきれい。 | カスバの外壁。遠くにハッサンの塔。 | 昼食はカスバ近くのシーフード・レストラン。 | マンスールの門。 | お客さんを乗せ、動き出そうとしている馬車。 |
ムーレイイスマイル廟。門の上の拡大はこちら。 | 城壁の上に巣を作っているコウノトリ。飛んでいる姿はこちら。 | コウノトリの巣です。 | 日没しようとする太陽が見せてくれた光学現象。暈(かさ)、太陽柱、上端接弧(上部タンジェントアーク)など。 | ホテル4階のベランダから中庭のプールを見ます。 |