エオリア諸島（5月19日）

エトナ山ハイキング、タオルミーナ散策

　この日の前半は、エトナ山のハイキングです。山岳ガイドさんと合流したあと、まずロープウェイで2500m地点まで。そこから四輪駆動バスで標高2900m地点へ。そこから今度は、ロープウェイの下の駅まで歩き始めます。気温は1℃くらい、風が強いので体感温度はもっと低い。ガイドさんの案内で火口や溶岩流を見学しながら下ります。途中、火口縁でものすごく風の強いところもあり、体が飛ばされそうでした。火口以外にも、溶岩流のあとや巨大な崩壊谷ヴァッレ・デル・ボーヴェを見たり、雪渓をトラバースしたり、砂礫の斜面を駆け下ったり、また地下深くで石英の結晶を捕獲した玄武岩を見たりもしました。ロープウェイの下駅近くにある登山ガイドの事務所まで戻り、“ご褒美“に登頂証明書をもらいました。3時間強のハイキングでした。

　エトナは観光気分で来たのですが、結構本格的な、そしてエトナの雄大さがわかる山歩きでよかったです。昼食はホテル脇の駐車場でわびしく、でも展望に慰めらながらの固いパンのサンドウィッチでした。

　　この日の後半はイタリアきってのリゾート、タオルミーナ散策です。エトナからタオルミーナまで車で移動します。タオルミーナに着いたのは15時過ぎ。ホテルのテラスからの展望が素晴らしい。イオニア海を一望できます。早速街の散策に出かけます。ホテルの中庭を通り抜け、下に降りるとウンベルトＩ世通り。街の西外れのホテルから、このウンベルトI世通りを、東外れのギリシャ劇場まで歩きます。劇場はギリシャ時代につくられて、ローマ時代に大改修されたそうです。本当は背後にエトナ山が見えるはずなのですが、この日のエトナ山は雲の中,かすかに見える程度でした。

　ギリシャ劇場から、再びウンベルトＩ世通りをのんびりとホテルまで戻ります。夕食はホテルの中庭を出たところ、ホテルと同じ系列のピザレストランでした。夕食後、ホテルのテラスで夜景を楽しみました。

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エトナ山の放射線量値は0.13μSv/hでした。	泊まったホテル（Corsaro）です。	エトナ山がうっすら雪化粧をしています。	朝食です。	ここで山岳ガイドさんと落ち合います。
標高2500m地点まではロープウェイで。	エトナ山の南斜面ですが、標高2500mを越えると雪がたくさん残っています。	高度計は2873mを示しています。	気温は1.3℃、寒い。	火口群を観光客が見学しています。上にはレンズ雲。
雪の道を歩きます。	ガスが出てきました。	雪がまだら状に残っています。	きわめて流れやすい溶岩がつくった溝です。結構深い。	溶岩流のあと。
溶岩。	雪交じりの道を下ります。	巨大な崩壊谷ヴァッレ・デル・ボーヴェ。	雪渓をトラバースします。	トラバースしてきた雪渓です。
砂礫の道を駆け下ります。下に駐車場が見えてきました。	鋭いとげを持つ植物。	スミレの仲間。	昨日訪れた火口まで戻ってきました。	溶岩を流した火口だということがよくわかります。
溶岩チューブの入り口側。	溶岩チューブの出口側。	タオルミーナで泊まったホテル（Continental)。	ホテルのテラスからイオニア海を望みます。	テラスから振り返ると、崖上の町カステルモーラです。
ホテルのテラスの陸側、左にカステルモーラ、右にカスッテロ。	ウンベルトI世通りをギリシャ劇場に向かいます。	劇場の上部からの眺め。ごくかすかにエトナ山が見えています。	標高200mの街と海を結ぶ3連結のロープウェイ。	メッシーナ方面へ向かうメッシーナ門。
観光案内所に展示されているかつての荷車。	果物屋さん兼食材屋さん。	人のすれ違いもできないほどの狭い路地。	4月9日広場。	サラダ。
モッツァレッラチーズ（水牛の乳からつくったチーズ）や生ハムのピザ。	ホテルのテラスから見る海岸の街の夜景。	カステルモーラの崖がライトアップされています。	カスッテロの十字架。	テーブル･いすが並んでいるところが夕食をとったレストランです。

上の画像をクリックすると、エトナ山ハイキング路をgoogle earth上でご覧いただけます。	エトナ山ハイキングの高度。
上の画像をクリックすると、タオルミーナの街をgoogle earth上でご覧いただけます。地図（google mapはこちらをクリック）

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