エジプト(1月2日)

この日はカイロの、ナイル河東岸のイスラム地区やオールド・カイロの散策です。

 4時半ころに車掌さんのモーニング・ノック、まもなくベッド・メーキングがあり、さらに簡単な車内食が出ます(このときのコーヒー or ティーはサービス)。6時ころにまだ暗いカイロ・ギザ駅に到着。車で少し行ったところにある宿泊予定のSofitel Le Spinxというホテルに荷物と預け、そこのロビーでしばらく休みます。

 午前の観光は、ナイル河東岸のイスラム地区から始まります。ホテルが西岸にあるので、ナイル河を渡り、さらにカイロを一望できるモカッタムの丘に登ってサハーラ・アル・ディーンのシタデル(要塞)と、その中にあるそソリマン・パシャ・モスクやムハンド・アリ・モスク(アラバスター・モスク)を見学します。この建物は12世紀後半以降のものなので、これまでの遺跡、さらに次の日の予定のピラミッドと比べると“新しい”という気になってしまいます。

 次にシタデルがある丘を降りて、スルタン・ハサン・モスクを外から見学します。そして、カイロで一番にぎわうスーク(市場)という、ハーン・アリ・ハリーリの散策です。熱心な呼び込みが賑やかな通りです。何軒かのお店を冷やかしました。

※ この日は金曜日、各モスクでの礼拝のある日です。町中のモスクでは、礼拝で大勢の人が集まったあと、そのままイスラエルのガザ攻撃に対する抗議行動(デモ)になるということで、大きなモスクの周辺はものすごい人数の機動隊が配置されていました。

 昼食はレストラン(中の様子はこちら)でコース料理でした。

 昼食後はオールド・カイロの観光です。この辺はコプト教(エジプトのキリスト教)の地域ともいえる場所です。コプト博物館や、ヘロデ王の迫害を逃れたマリア、キリスト、ヨセフが隠れ住んだという洞窟の上に建てられたアブ・セルガ教会、マリ・ギリギス教会などを見学しましたが、写真撮影に制限があるのでほとんど写真は撮りませんでした。

 一連の見学を終えたあと、少しパピルス屋さんに寄って、パピルスの製造過程の実演、本物・偽物の見分け方や、商品となったパピルスを見学してからホテルに戻りました。

 この日の夕食は、ホテル近くのシーフード・レストランで、シーフードのコース料理でした。レストランの窓からは三大ピラミッドでもやっている「音と光のショー」が見えました。ホテル戻って、ホテル内の本屋さんでエジプトのガイドブック(「芸術と歴史の国エジプト」、27ドル)を買いました。

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シタデル(要塞)の中にあるムハンド・アリ・モスク。 ソリマン・パシャ・モスクの祭壇。メッカの方を向いています。 ムハンド・アリ・モスクのドームを中から見上げています。 シタデルから見るカイロ市街。とくに午前は靄っている感じです。 スルタン・ハサン・モスク。朝の靄が取れ、青空が出てきました。
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ハーン・アリ・ハリーリの中からフセイン・モスクを見ています。 昼食のメイン? カバブとコロッケ? お皿の前の小皿はナンに付けるものが盛ってあります。モロヘイヤ・スープや味がついたお米も出ました。 オールド・カイロの路地です。イコンや本、CDを売っています。 パピルスの説明をするパピルス屋さんの店員さん。カイロ大学出身で、日本語がとてもうまい(でもとても早口)。 夕食はシーフード、ビールは缶サッカラ(25ポンド)。

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