カナリア諸島(1月29日・30日)

マドリッド〜成田

 いよいよ帰国日です。13:00の飛行機で、しかも空港ホテルなので朝はゆっくりです。ホテルの地下(フロント階から見ると)のレストランで朝食。ホテルの外に出ても何もないので、少し中庭を探検する程度で部屋に戻ってのんびり。お土産はほとんど買わなかったし、日本から持ち込んだ食糧・飲み物合計3kg以上は消費しているので、スーツケースの重さも心配ありません。

 それでも早めの10時ころにはマドリードのバラハス空港へ向かいます。チェックインしてからはとくにやることもないので、ぼぉ〜っと待っています。

 飛行機は予定通り出発。イベリア航空IB6801便の乗客のほとんどは日本人のようです。出発してフランスの上空あたりで第1回目の機内食が出ました。ハンバーグライスです。その後窓を見ていたら、下に真っ直ぐの黒い影。影のもととなるような飛行機雲は見当たりません。ネット上の友人たちに聞いたらジェット機の排気が熱い筒状の空気を作っていて、それで太陽光線が屈折するのではないかという意見が出されました。確かにそのようです。アルバムの最後にその考えの図を載せました。

 さらに夜、じつはオーロラが見えないかと外を見ていたら、オーロラではなく雲がぼんやり光っているところがありました。ヨーロッパ北部です。これも、ネットで聞いたらサンクトペテルブルクの明かりではないかという意見が出されました。地図上ではそれ以外の大都市はないので、これも多分そうだと思います。

 日が沈んですぐに夜が明けてくるという感じです。太陽の方に向かって進む感じで、窓からは地球影が伸びている様子がよく見えました。

 非常口脇の足が伸ばせる席に移動していたのですが、ほとんど寝られないまま日本に近づいてきました。日本海に出て少し行くと冬の日本海を埋める小さな積乱雲群が出てきます。もう残り時間が少なくなったころに、第2回目の機内食が出ました。成田〜マドリードはものすごく北を回って行きましたが、このマドリード〜成田は東北地方を横切って太平洋に出ました。東北地方の山々は見えるのですが名前はわかりません。

 太平洋に出れば成田も近い。9:50過ぎに成田に到着しました。着陸後の荷物もそれほど待たされることなく出てきました。パスポート・コントロールが(行くときも)自動になっていて、これもスムーズに通過しました。

 スーツケースを宅配業者に預け、モバイルWiFiもそこで返却しました。地元へのリムジンバスは数が少ないので、帰りは新宿までのリムジンバスにしました。これだと通常料金3,000円がシニア料金2,000円で帰れます。渋滞はありませんでしたが、新宿まで1時間15分ほどかかりました。

 今回は、スペイン最高峰テイデ山や、多くの巨大望遠鏡が集まっているロケ・デ・ロス・ムチャチョス山の天気が良かったがラッキーでした。この二つの場所や、ゴメラ島のガラホナイ国立公園内をもう少し歩ける機会があればもっとよかったと思います。

japan.jpg (149547 バイト) 左の写真をクリックすると、この日のアルバムをご覧いただけます。

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