この日は午後のツアー(テングザルやホタルを見るリバーサファリ)に参加する予定で、午前中は何もありません。朝食のあと、ホテルの芝生の庭、海沿いの場所にデッキチェアがたくさん並べてあるので、その一つに寝ころんで昨日フードマートで仕入れたビール(350mLのTigerが5リンギッだった)を飲みながら本を読んで過ごします。あと、ホテルのアーケードでおみやげの“相場”をチェックします。
昼食は、日差しも強く暑いなかをあるいてフードマートまで出かけるのが面倒なので、ホテルのレストランでマレーシア料理(タイのトムヤンクンみたいなちょっと酸っぱく、そしてかなり辛いスープの海鮮&米麺(ビーフン)料理)を食べました。昨日のフードマートの食事と比べれば高いです(38リンギッ)。でも、マレーシア料理を食べられたからいいか。
ツアーのピックアップが14時45分なので、食事のあと部屋で少しごろごろして待ちます。
ツアーのピックアップは昨日と逆で、私が泊まっているホテルが一番最後でした。ここから、リバーサファリの起点までは車で約2時間ということですが、土曜の夜、さらには高速道路建設の工事もあり、途中まで渋滞がすごい。それでも、街から離れると渋滞も解消し、制限速度90km/hという道路(高速道路ではありません)を、車はたぶんそれ以上で飛ばします。それもあってか、予定よりそれほど遅くもならずに着きました。
起点のレストハウスでティータイム。コーヒー、サバティ、バナナの天ぷら、お菓子などが出ます。バナナの天ぷらはなかなかおいしい。でも、問題は天気です。雲が厚く、空がかなり暗くなってきました。写真撮影が大変になりそうです。ISO感度を2000に設定しました。それでも長いレンズは難しそうです。
15時10分ころ、リバーサファリの小舟に乗って出発です。舟の一番前でカメラを構えます。アフリカのサファリと同じと同じで、目のいいガイドさんがテングザルなどをめざとく見つけ、ツアー参加者のその方向を教えてくれますが、それでもこのかなり暗い中、サルを見つけるのはなかなか大変。また、心配した雨も降ってきました。
雨といってもいわゆるスコール、ものすごい勢いの雨、おまけに近くでは雷がかなり落ちています。そうした中、サルを探して船は猛スピードで移動するので、一番前にいた私は雨の直撃を受けてしまいます。レインコートの上は持ってきたのですが、まさかこのような状態になるとは思わなかったので(観光旅行ですから)、下を持ってこなかったためズボン、さらにそのズボンを滴った水が靴下から靴(これは防水)に入って、靴の中までがびしょびしょになってしまいました。
テングザルは何回か見るチャンスがあったのですが、なかなか目的のオス(鼻が長い)をきちんと見ることができません。いても、もうまわりが暗くなってしまって、さらに揺れる船からですから写真撮影は難しい。でも、テングザル以外のサルも2種類ほど見ることができました。
2時間ほどのツアーが終わるころには雨も上がってきました。ちょっとタイミングが悪かったようです。レストハウスに戻り、夕食(バイキング)です。ついでにビール(Tiger350mLで10リンギッ)。
夕食のあと、また船に乗って、今度はホタルの見学です。川沿いの木々にたくさんのホタルがとまって点滅をしています。きれいな光景。ふらふら飛んでいるものを捕まえた6歳の子の手と比べると、かなり小さなホタルということがわかります。
19時半ころにすべてが終わり、19時40分に出発。さすがに帰りは渋滞がなく、21時20分くらいにはホテルに戻ることができました。でも、遠いホテルの人は20時を回ってしまうでしょう。
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