火星の視運動

  地球が太陽のまわりを1〜13まで回るとき、火星は1〜13まで移動する。2014年は1月13日西矩(せいく、火星が太陽に西側で、太陽−地球−火星が90°になること)、3月2日から逆行が始まり、4月9日に衝、逆行は5月20日まで続き、7月19日に東矩になった。これをイメージして、西矩から地球が18°、火星が9.6°ずつ太陽のまわりをまわり、東矩になるまでの地球と火星の位置関係を描き(左図)、そのときに地球から見た火星までの距離と火星の向きを、地球を固定した右図にコピーして天球に投影する。衝の位置付近(図では5〜9の位置あたり)、地球が火星を追い越すときに、火星の視運動が逆行(天球上を東から西)となることがわかる。

まず円軌道で、火星の西矩から東矩までの、地球と火星の動き描く。その後、それぞれの位置での地球から見た火星までの距離と向き(矢印)を右図にコピーする。 矢印を天球まで延長し(点線)、火星の視運動を描く。最後に全体を縦方向に75%圧縮し、斜め上から見た感じの図にする。

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