シベリア抑留とは何だったのか−詩人石原吉郎のみちのり−

シベリア抑留とは何だったのか−詩人石原吉郎のみちのり− 畑谷史代 岩波ジュニア新書 ISBN978-4-00-500618-2 940円 2009年3月(2025年4月第3刷))

 石原吉郎の名は知っていて、詩人でシベリア抑留の経験があるという程度。詩はわからないが、すさまじい経験をした、その経験を垣間見ることができる。つまりそれは、シベリア抑留のころばかりではなく、日本に戻ることができた以降も。そしてその語りのしかたも。ただ、“詩”には疎いので、彼の詩についてはわからない。

 第4章に石原以外の人の話も載っている。

 2009年が初版だからもう16年も前、いま3刷ということは細々と売れ続けてきたのか、最近石原の見直しか、シベリア抑留のことが再び世の中の話題になっているのか、わからない。

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2025年8月記

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