商人の戦国時代 川戸貴史 ちくま新書 ISBN978-4-480-077004-2 1,050円 2025年8月
現在の歴史学はすごく細かい所までを考証しているという感想。信長の「楽市楽座」も、全部がそうではなく、既得権を認める場所・場合と、楽市楽座にする場所・場合の使い分けなど、為政者の立場からすれば当然の政策だが。
話しがすごく細かいので、全体を俯瞰する章もほしい。
目次
第1章 戦国金融道 京都商人の栄枯盛衰
第2章 ほんとうの「楽市・楽座」 兵庫・境・伊勢大湊
第3章 新興商人vs特権商人 利権だらけの中世
第4章 御用商人たちの暗躍 商人的活動を担った大名家臣
第5章 大名たちの経営戦略 「資源大国」日本
第6章 世界史の中之戦国時代 貿易を担った商人たち
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2025年12月