力道山 斎藤文彦 岩浪新書 ISBN978-4-00-432046-3 960円 2024年12
生きているうちから虚像が大きかった力道山。プロレスラーとしてだけではなく、プロモーター、さらには実業家としての才能も大きかったようだ。そしてその交友関係、経済界、政界(右派)ばかりか児玉誉士夫などブラックな人たちとの人脈も太かったようだ。この本では主にプロレスラー、プロモーターとしての力道山を追っている。
※ 意図的に虚像になったのは、やはりその出自の問題が大きかったのだと思う。
子どものころ、隔週金曜日午後8時日本VT、提供三菱電機で放映していたころから記憶がある。もう一つの隔週番組はディズニーランドだった。こちらの方は楽しみにしていて、プロレスはあまり記憶がない。
実業家としての最後は、相模湖の湖畔の広大な土地を手に入れ、ゴルフ場を建設しようとしたこと。この話はこの本でも少し出てくるが、彼の死後ゴルフ場にはならず、三井物産(子会社)によって1972年に相模湖ピクニックランドとなり、2007年に富士急グループに譲渡され、2008年に相模湖リゾート・プレジャーフォレストに改称、さらに2024年7月にさがみ湖MORIMORIに改称された。
目次
はじめに −力道山とは“だれ”だったのか
第1章 大相撲にかけた自己表現 “日本人化”の葛藤と挫折
第2章 プロレスとの出逢い ヒーロー誕生前夜
第3章 「日本プロレス」の誕生 ヒーローはどのようにつくられたのか
第4章 昭和巌流島の決闘 力道山はなぜ木村政彦に勝たねばならなかったのか
第5章 「力道山プロレス」の完成、そして突然の死
主な参考文献
あとがき
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2025年2月記