なぜ宇宙は存在するのか 野村泰紀 講談社ブルーバックス ISBN978-4-06-527722-5 2022年4月(2024年1月第15刷)
初版からわずか2年弱で第15刷になっていることに驚き。
この本も、「宇宙になぜ、生命があるのか」(戸谷友則 講談社ブルーバックス)と同様、最終的にはこの宇宙になぜ我々が存在しているのという問いに答えようとしている。結論は同じ、無数の宇宙(泡宇宙)が誕生し、そのなかでたまたま銀河−恒星−太陽−地球−生命が誕生できるような物理定数を持った宇宙ができ(生命の誕生にとってあまりに都合がいい宇宙)、それが我々の宇宙ということになる。たしかに、今のところそう考えるしかないのか。
2024年4月記