「池の水」抜くのは誰のため?

「池の水」抜くのは誰のため?暴走する生き物愛 小坪遊 新潮新書 ISBN978-4-10-610879-220 760円+税 2020年10月

 「野生動物は『やさしさ』だけで守れるか?」(朝日新聞取材チーム、岩波ジュニア新書)の参考図書として出ていて、またTV東京の「池の水全部抜く!」も何回か見たことがあるので読んでみた。

 「池の水…」については、全体の中の一つという感じでとり扱われている。結構面白い題材、低予算でがんばっているTV東京らしい番組だが、この本でも書かれているとおり、テロップがあまりにおどろおどろしく、また外来種=即悪というだけなので、数回見ただけで嫌気がさしてしまった。 せっかくの題材なのだから、もう少し丁寧に、客観的に番組を作ればいいのにと思った。

 あとの内容は目次を参照。

目次
まえがき 生き物ぐせの悪い人
第1章 「元気でね」はなった先は深い闇
第2章 生き物ととるべきスタンス
第3章 「池の水」は何回も抜こう
第4章 ダークサイドに落ちた人たち
第5章 悪事を取り締まる難しさ
第6章 あれもダメ、これもダメを超えて
おわりに
参考文献

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2024年8月記

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