LIFE ON OUR PLANET〜地球生命全史〜 トム・フレッチャー 日経ナショナルジオグラフィック ISBN978-4-86313-586-4 3,600円 2023年11月
Netflixの同名題番組の書籍化らしい。この種の本にありがちな断定的な表現（生物種絶滅の原因など）は仕方ないけど、なんというか、科学本としては気になる。
内容すべてを事実と思わないで、絵を楽しむ本だという印象。ちょっと高いけど。
※ 欧米の地球史の話では、生命発生以前の海の色がよく出ててくる。この本でも硫化鉄が溶けていて緑色の海（きれいだったとか薄気味悪かったとか）だったとあり、生命が酸素を放出することによって酸化鉄の赤色（この本）、あるいは酸化鉄が沈殿して透明になったとある。日本人の地球史の本では、生命発生以前の海の色に言及したものはあまりないと思う。
確かに海の色は、地球の光景を印象づけるものとしては大きな要因で、初宇宙飛行したガガーリン（当時ソ連）の第一声は、「地球は青かった」だった。
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2024年2月記