京王電鉄

京王電鉄 昭和〜平成の記録 解説:辻良樹 アルファベータブックス ISBN978-4-86598-891-8 2,700円 2023年2月

 32ページまでがカラー写真、以後158ページまでがモノクロ写真。平成までということだが、平成29年(2017年)にデビューした新5000系は出てこない。1963年に600Vから、1500Vに電圧を上げたときの車両が旧5000系ということらしい。

 戦後しばらくは、戦前からの電車も多く走っていたようだ。また初めのころの京王線は山手線の東側、追分が起点だったそうだ。昭和〜平成の写真集だが、古い地図は大正5年の地図も載っていて、新宿追分駅が出ている。そして甲州街道を走り(路面電車)、山手線をまたいで西側に出ていた。新宿駅もいろいろと変遷があり、現在の地に移転したのは終戦の少し前だという。その時代(地上駅)の写真も興味深い。

 同じく、地上駅時代の調布駅とか、京王八王子駅とかも。また、井の頭線も出ていて、古い時代の井の頭線吉祥寺駅も面白い。

 京王電鉄(旧京王帝都)は小さな電鉄会社だと思うが、それでもいろいろな種類の電車が走っていたようだ。マニアすぐに区別できるのだろう。また、京王線を引退しても、地方の電鉄会社に譲渡されて、そこで頑張っている車両もたくさんあるようだ。

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2023年5月記

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