カワセミの暮らし 笠原里穂 森本元監修 緑書房 ISBN978-4-89531-884-6 2,200円 2023年4月
この本は当然カワセミの話が主だが(カワセミの仲間を含めて)、同じ場所で見られる他の鳥、さらには河川全体の環境についても述べられている。ヨーロッパのカワセミについても触れられていて、数百km移動するものもいるとか、20年近く生きたものもいたとか(日本はせいぜい数年)の話も出てくる。
彼女のフィールドは、現在千曲川だそうだ。カワセミの復活とヤマセミの消滅の話も出てくる。身近な野川では、一時よく見られるようになったカワセミだが、最近は数を減らしているように思える。あまり熱心にカワセミを追っていないためか、本当に減っているのかは分からない。
目次は裏表紙帯を参照。
2023年5月記