平氏

平氏 倉本一宏 中公新書 ISBN978-4-12-102705-4 920円 2022年7月

 帯にあるように将門、清盛だけではない平氏の面々。だいたい「鎌倉殿の13人」のなかにだって、平氏の流れが多い。滅びないで、明治まで残った家柄もある。

 ただ登場人物が多すぎて、とても覚えきれない。通し書きの人名一覧みたいになっていて(個々のエピソードにはほとんど触れられていない)、しかも似たような名前が多いので、彼ら自身の関係も家系図を見ながらでないと理解できない。一通りざっと読んで大まかにつかみに全体を把握して、必要なときに読み返せばいいかと思う。

 全国の山奥に散在する平家の落人集落って、どこまで本当なのだろう。

目次
はじめに 平氏とは何か
第1章 桓武平氏の誕生
第2章 その他の平氏
第3章 公家平氏の人々
第4章 武家平氏の葛藤
第5章 公家平氏と武家平氏の邂后
おわりに その後の平氏
略年表
参考文献

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2022年11月記

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