町田忍の昭和遺産100

町田忍の昭和遺産100 文・写真・絵町田忍 山と渓谷社 ISBN978-4-635-82302-9 1,980円 2021年6月

 恐るべき記録魔、博覧強記。荒俣宏と共通点が多い? 1950年生まれの筆者が、カメラを持ち始めた高校生のころから、様々な昭和のもの(当時は現役)を取り始め、取材範囲を広がながら今日に至る。まだ、海外旅行が一般的ではなかった1970年代初めにも、ヒッピーに憧れ、150人もの人を集めて飛行機をチャーターして、ヨーロッパで2ヶ月間放浪とか、バイタリティも人並みではない。取り上げた題材は裏表紙の帯を参照。写真ばかりか、絵も筆者のもの。

 ちょっと足りないと思ったのは、ホーロー看板では大村崑ばかりではなく、水原弘(ハイアース)と由美かおる(アース渦巻き)も取り上げて欲しかったという程度。

 一時警察官(交番勤務)を経験したらしい。高等遊民ではなさそうなのに、これだけのものを収集する(写真に収め・絵に描く)お金、その手間暇をどうやって工面したのだろうか。一途に思えばかなうものなのだろうか。

 それにつけても昭和とは、筆者もいっているように、個人・家庭に三種の神器(冷蔵庫、洗濯機、テレビ(白黒))から、3C(車、クーラー、カラーテレビ)があたりまえになっていった時代。個人的なあこがれの3Cは車、カメラ(一眼レフ)、コンピュータだったが、いつの間にか手に入った時代。コンビニが増え、携帯電話が普及して、駅の“伝言板”がなくなっていった時代。

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2021年7月記

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