『プリズナーNo.6』完全読本

『プリズナーNo.6』完全読本 尾之上浩司編著 洋泉社
ISBN978-4-8003-1497-0 1,800円 2018年7月

 1967年〜68年のイギリスTVドラマ。日本では1969年に3月〜6月にNHKで放映されている。このときに見た記憶がある。もう一度見たいと思っていたら、2004年に完全版(NHK版でカットされた部分を字幕で補ったバージョン)が放映されたので(ケーブルTV)、全17話を録画した。画質は悪い。TV番組はよくわからないが、面白かったという印象。

目次
●第1部 『プリズナーbU』誕生
・パトリック・マクグーハンという名の男
文◎尾之上浩司

・『秘密命令』と『秘密諜報員ジョン・ドレイク』
文◎深泰勉

・『秘密命令』(Danger Man)全エピソード紹介
文◎深泰勉

・『秘密諜報員 ジョン・ドレイク』(Secret Agent)全エピソード紹介
文◎深泰勉

・プリズナーの世界を構築したもうひとりの男
ドン・チャフィーのこと
文◎深泰勉

・『秘密命令』/『秘密諜報員 ジョン・ドレイク』各国放送リスト

●第2部 『プリズナーNo.6』全エピソードガイド

●第3部 「No.6」を捜す旅

・わたしの人生の約1割は、『プリズナ―』からの抽出成分で出来上がっている
文◎春日武彦(精神科医)

・『プリズナーNo.6』の遺した影響
文◎樫原辰郎(監督・脚本家)

・『プリズナーNo.6』とその時代
文◎野阿 梓(作家)

・スパイものとしての『プリズナーNo.6』
――東西冷戦とスパイ活動
文◎伊東麻紀(作家・翻訳家)

・イギリス・テレビドラマのシュールさを体現する『プリズナーNo.6』
文◎立原透耶(作家・教員)

・『プリズナーNo.6』の解釈学
文◎岡和田晃(文芸評論家・ゲームデザイナー・大学講師)

●第4部 ポートメイリオン漫遊記
語り手◎松坂健◎小山正/聞き手◎尾之上浩司

●第5部 もうひとりの「No.6」

・「ここはどこだ?」に対するひとつの回答――
リメイク版『プリズナーNo.6』
文◎笹川吉晴(評論家)

・二次創作空間の『プリズナーbU』
文◎尾之上浩司

・『プリズナNo.6 No.2の謎』
The Prisoner #2 (1969)
未訳長編ノベライズ抜粋紹介【1】
デヴィッド・マクダニエル(尾之上浩司◎訳)

・『プリズナーNo.6 日々是好日』
The Prisoner A Day In The Life (1970)
未訳長編ノベライズ抜粋紹介【2】
ハンク・スタイン(尾之上浩司◎訳)

・超極論的『プリズナーNo.6』分析
マクグーハンの本心とは?
文◎尾之上浩司

 

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2018年9月記

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