百万光年のちょっと先 古橋秀之(文)・矢吹健太朗(画) 集英社
ISBN978-4-08-703444-8 2018年2月 1,300円
旧型になってしまった自動家政婦が、坊ちゃんを寝かしつける前にせがまれて1日1話ごと語りますという枠の設定。
ただ、枠の話は千夜一夜物語(アルフ・ライラ・ワ・ライラ、アラビアンナイト)のように進行するわけではない。出だしは今昔物語のように決まっていて、毎回「百万光年のちょっと先、今よりほんの三秒むかし」で、その話の内容はSFショートショート。終わりは今昔物語のように決まり文句はないが、いちおう教訓めいた感想を言ったりするところも今昔物語風。
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2018年3月記