フォッサマグナ 藤岡換太郎 講談社ブルーバックス
ISBN978-4-06-512871-8 1,000円 2018年8月(2018年9月第2刷)
目次
はじめに
序章 ナウマンの発見
コラム フォッサマグナに会える場所(1)
ジオパークとは何か
地質時代区分表
第1章 フォッサマグナとは何か
コラム フォッサマグナに会える場所(2)
糸魚川ジオパーク
第2章 地層から見たフォッサマグナ
コラム フォッサマグナに会える場所(3)
南アルプスジオパーク
第3章 海から見たフォッサマグナ 日本海の拡大
コラム フォッサマグナに会える場所(4)
下仁田ジオパーク
第4章 海から見たフォッサマグナ フィリピン海の北上
コラム フォッサマグナに会える場所(5)
伊豆半島ジオパーク
第5章 世界にフォッサマグナはあるか
コラム フォッサマグナに会える場所(6) 箱根ジオパーク
第6章 <試論>フォッサマグナはなぜできたのか
コラム フォッサマグナに会える場所(7)
男鹿・大潟ジオパーク
第7章 フォッサマグナは日本に何をしているのか
コラム フォッサマグナに会える場祖(8)
山陰海岸ジオパーク
あとがき
参考図書
さくいん
山賀進
1時間 ・
フォッサマグナ(藤岡換太郎、講談社ブルーバックス)
フォッサマグナの解説、さらにその成因について自説(試論)を展開しています。
でも、なんといってもすごいと思うのは、若きナウマン(1856年(明治9年)に来日したときは22歳、その後日本いにいたのは10年間)が、フォッサマグナや中央構造線といった日本の地質の大構造を見抜いたということです。こういう大局観は、失礼を顧みずにいうと日本の多くの地質屋さんが苦手としているところだと思います。 それにつけても明治政府は優秀な人を多く招いたと、それについては感心します。
※ 地質年代区分表が国際層序委員会に準拠していないようです。それはいいのですが、古生代−中生代の境を295百万年前としていて、この数値は古生代の石炭紀−二畳紀の境界の年代とダブっています。
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2018年9月記