巨大地震の科学と防災 金森博雄(構成瀬川茂子・林能成) 朝日新聞出版
ISBN978-4-02-263012-4 1,300円 2013年12月
目次
一章 地震学を始める
二章 プレートテクトニクス
三章 マグニチュード 地震の規模を示す
四章 地震波が教えてくれたこと 多様な地震像
五章 奇妙な「津波地震」
六章 アスペリティ
七章 予知・予測への期待と現実
あとがきにかえて
構成者によるあとがき
参考文献
34歳で東大教授になり、でも安芸敬一と並び、頭脳流出してしまった筆者。彼は、モーメントマグニチュードの提唱者して知られいる。その彼が現在の地震学を概観する。プレートテクトニクスの歴史をたどり、地震波は全体を見るという現在では当たり前のことをやりはじめた。また、(まだ誰も見たことがない)アスペリティの解釈など参考になる。次の大被害ももたらす地震は、東京近辺の直下型 or 東海〜南海の巨大地震?
この本は「日本語(とくに文字)を忘れてしまった」という筆者へのインタビューを、構成者がまとめたもの。
2013年12月記