特高警察

特高警察 荻野不二夫 岩波新書新赤1368
ISBN978-4-00-431368-7 800円 2012年5月

目次
はじめに
I 特高警察の創設
II いかなる組織か
III その生態に迫る
IV 総力戦体制の遂行のために
V 植民地・「満州国」における特高警察
VI 特高警察は日本に特有か
VII 特高警察の「解体」から「継承」へ
結びに代えて
主要参考文献
あとがき

 戦後の警察・政府にどのようにその組織とか組織のあり方が継承されたのか。トップクラスは結局同じ穴に舞い戻るか、あるいは政治家に転身するという人も多かったようだ(反省なし?)。あと、日本に特有かと聞かれれば、かつての「社会主義国」(今の中国や北朝鮮)にも、同じような組織があるように思える。そしてそれを支えている民衆(主観的には“愛国者”)もいるということも同じだろう。

2012年8月記

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