勝海舟と西郷隆盛 松浦玲 岩波新書新赤1345
ISBN978-4-00-431345-8 760円 2011年11月
目次
はじめに
序章 出会うまで
第1章 両雄の第一回会見
第2章 第二回会見と江戸開城
第3章 西南戦争と西郷の死
第4章 亡友追悼の日々
第5章 遺児を支援
第6章 征韓論否認と日清戦争
終章 西郷の後家と話すや夢の跡
あとがき
年譜
参考文献
図版一覧
索引
江戸末期から明治初期、江戸城無血会場の立役者勝海舟と西郷隆盛。二人とも必ずしも時の政権の中枢にいたわけではない。薩長の雄であった西郷も、明治政権では主流から外れてしまう、勝も明治政権とは距離をとっている。だがそうした二人の直談判が、江戸時代から明治時代へのスムーズな転換に深く関わっていることは間違いない。
勝の父、小吉の「夢酔独言」(平凡社東洋文庫)の現代語訳は間違いだらけだという。松浦氏が薦める本を読むしかないか。
2012年3月記