人種とスポーツ 川島浩平 中公新書
ISBN978-4-12-102163-2 840円 2012年5月
目次
序章 黒人と身体能力
第I章 「不可視」の時代 南北戦争以後〜20世紀初頭
第II章 人種分離主義体制下 20世紀初頭〜1920年代
第III章 「黒人優越」の起源 身体的ステレオタイプ成立と1930年代
第IV章 アメリカンスポーツ界の人種統合 すべてはベースボールから始まった
第V章 台頭から優越へ メダル量産と黒人選手比率の激増
第VI章 水泳、陸上競技と黒人選手 「黒人」としての特質なのか
終章 「強い」というリアリティ 歴史、環境、多様性
あとがき
図版出典一覧
参考文献
単純に速さを競う陸上競技では圧倒的に「強い」わけだが、黒人といっても地域性もあり、短距離に強い西アフリカ(をルーツとする)と、長距離に強いケニア・エチオピア、そのケニアでも地域(部族)限定で選手が排出しているらしい。
野球やボクシングなど、黒人選手の比率が下がっている競技もあるようだ。水泳の今後は?
2012年6月記