地球外生命9の論点 立花隆/佐藤勝彦ほか 講談社ブルーバックス
ISBN978-4-06-257775-5 900円 2012年6月
目次
はじめに
序説 「科学」になった地球外生命 佐藤勝彦
第I部 地球外生命がいるとしたら、それはどのような生物か
論点1 極限生物に見る地球外生命の可能性 長沼毅
論点2 光合成に見る地球の生命の絶妙さ
第II部 生命が誕生し、繁栄するには何が必要なのか
論点3 RNAワールド仮説が意味するもの 菅裕明
論点4 生命は意外と簡単に誕生した 山形明彦
論点5 共生なくしてわれわれはなかった 重信秀治
第III部 宇宙には生命誕生の条件はどれだけあるのか
論点6 生命の材料は宇宙から来たのか 小林憲正
論点7 世界初の星間アミノ酸検出への課題 大石雅寿
第IV部 宇宙に生命を探す
論点8 太陽系内に生命の可能性を探す 佐々木晶
論点9 宇宙には「地球」がたくさんある 田村正秀
総説 いまわれわれはどのような地点にいるのか
おりしも、アメリカの無人火星探査機「キュリオシティ」が無事に着陸というニュースが飛び込んできた。まあ、自然界では億年単位の時間をかけることができるから、生命の発生・進化は必然? でも、ドレークの式(宇宙人方程式)が示すように、宇宙人に出会えるか否かの最大のファクターは、人類(その文明生活)がいつまで続くのかということにある。
2012年8月記