量子力学の反常識と素粒子の自由意志

量子力学の反常識と素粒子の自由意志 岩波科学ライブラリー179
ISBN978-4-00-029579-6 1,200円 2011年4月

目次
まえがき
1 量子力学とは スピンの世界
2 EPRパラドックス 量子力学は完全か?
3 ベルの定理 局所性・実在性との矛盾
4 コッヘン−スペッカーの定理 状況に依存する実在
5 自由意志定理 素粒子は自由意志を持つか?
あとがき
さくいん

 アインシュタインはたんい量子力学に漠然とした疑問を持っていただけだと思っていたが、根本的な問題提起をしていたことを知った。アインシュタイン・ポドルスキー・ローゼン(EPR)「量子力学の物理的実在は完全だろうか?」論文(1935年)。発表以来30年間ほど無視されていたが、1960年代後半から、劇的に引用が増えているという。

2011年11月記

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