小栗上野介

小栗上野介 村上泰賢 平凡社新書
ISBN978-4-582-85561-6 780円 2010年12月

もくじ
はじめに 忘れられたもう一つの歴史
第1章 日本人初の世界一周
 第1節 アメリカへ
 第2節 熱狂で迎えられた使節一行
 第3節 見せつけられた力の差
第2章 幕末期の構造改革
 第1節 変わり果てた祖国の姿
 第2節 造船所からの日本改造
第3章 経済による立て直し
 第1節 日本人による初の経済外交
 第2節 日本最初の株式会社
第4章 上州に夢をはせて
 第1節 勝ち気だった少年時代
 第2節 夢の半ば
おわりに
あとがき
参考文献

 社会が危機的な状況になると、立場は違ってもいろいろな逸材が出るようだ。幕末期、幕末の重臣で明治になっても活躍した人も多いが、小栗上野介は官側からどのような評価をされていたのか、あっさりと死罪になってしまった。榎本武揚のように徹底抗戦しても、明治政府に受け入れられたものもいるのに。

2011年2月記

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